買ってはいけないUSB−Cケーブル、どうやって見分ける?
すべてのUSB-Cケーブルが同じようにつくられているわけではありません。
買ってはいけないUSB-Cケーブルはどれ?
こうしたさまざまなメリットがある一方で、いくつかの欠点も存在します。USB-Cの汎用性が極めて高いことは素晴らしいのですが、すべてのUSB-Cケーブルが同じようにつくられているわけではありません。USB-Cの速度を最大限に活用したい場合は、ケーブル購入時に注意が必要です。
たとえば、USB 3.1(旧称USB 3.2 Gen 1)は、データ転送速度が5Gbpsに制限されています。次いで速度が遅いのはUSB 3.2 2×1(旧称USB 3.1 Gen 2)やUSB 3.2 1×2で、どちらも最大速度が10Gbpsとなっています。
可能な限り高速を求めるのであれば、最大20Gbpsの転送速度を実現するUSB 3.2ケーブル、あるいは、最大40Gbpsの速度を実現するUSB4に注目しましょう(ただし、USB4をサポートするデバイスは、まだそれほど多くありません)。USB4のなかでもUSB4 2.0なら、最大速度が120Gbpsに達します。
ですが、本当に注意が必要なのはUSB 2.0です。USB 2.0は古い規格であり、現在求められている基準からすると遅いのです。
USB 2.0ケーブルのデータ転送速度は480Mbpsしかなく、上述したケーブルの速度と比べると格段に遅いです。USB 2.0のケーブルは、データ転送に向いていないばかりか、デバイスの充電にも適していません。
関連記事:配線周りを整理するときの救世主。6台同時充電できるAnkerの電源タップ「521 Power Strip」
USB-Cケーブルの両端にも注意
多くの場合、ケーブルは両端がUSB-Cになっていますが、一方に異なる種類のプラグが付いているものもあります。
USB-CデバイスをUSB-Aデバイスに接続するために、USB-Aポートが片側にあるUSB-Cケーブルをよく見かけます。たとえばNintendo Switchは、このタイプのケーブルを使用して、USB-Cポートを備えた「Switch Proコントローラー」を、ドックのUSB-Aポートに接続します。
新しいUSB-Cケーブルを購入する際には、パッケージによく目を通してください。データを高速で転送したり、大型デバイスを充電する必要がある場合は、少なくとも10Gbpsの速度を持つケーブルを選ぶべきです。
また、プラグが用途に適していることも確認しましょう。USB-Cデバイス同士を接続する必要がある場合は、ケーブルの両端がUSB-Cであることを確かめてください。同様に、USB-CデバイスをUSB-Aデバイスに接続する場合も、その用途に合わせて購入してください。
ライフハッカー・ジャパンより転載
・合わせて読みたい→配線周りを整理するときの救世主。6台同時充電できるAnkerの電源タップ「521 Power Strip」
(文/LIFEHACKER)