しっぽに毛が無い保護犬、譲渡から1年の変貌に目を疑う 「ここまで変わる?」と驚きの声も…

ちょうど1年前に引き取られた、しっぽに毛の無い保護犬。その変貌ぶりを受けて「信じられない」と驚きの声が上がっていた。

2024/07/24 04:45


「未知の存在」は確かに恐ろしいが、真に恐ろしいのは「未知からくる誤解」だと記者は考える。

今回は、決して少なくない人が興味を持っているにも関わらず、誤解されている点が多い保護犬の実態について、1年前に引き取った我が家の愛犬と合わせて紹介したい。

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■わざわざ「保護犬飼ってる」言う?

『週刊少年サンデー』で連載中の漫画『レッドブルー』の第1話にて、卑屈な性格の主人公・鈴木青葉が、根っからの陽キャ・赤沢拳心に「自分ちの犬をわざわざ保護犬って説明したりとか、そういうとこ苦手なんだ」と言ってのけるシーンが登場する。

青葉同様に陰キャ気質の記者も「確かに、引き取られたなら保護犬じゃないよな」「良い人アピールっぽい」などと、共感したものだ。

しかし記者は大の犬好きであり、犬を迎えるとしたら「保護犬から」と決めていた。要するに、保護犬を引き取る行為は好ましいが、Xのプロフィール欄にて「元保護犬の◯◯くんをお迎えしました」と記載するような行為を「不快なアピール」と捉えていたのだ。

しかしそれから1年後、記者はある理由から自身のXプロフィールに「保護犬のミニチュアダックスの男の子をお迎えしました」と記載するようになる。


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■保護施設での出会い

ちる

1週間のトライアルを経て、2023年7月2日にお迎えしたのがミニチュア(カニンヘン疑惑)ダックスフンド・ちる(旧名:ダッフィー)である。つい先月、6歳の誕生日を迎えた男の子だ。

ちる

めったに鳴かない借りてきた猫のように大人しい性格、猜疑心と人見知りが感じられるジト目、常に下がり気味の尻尾…。全身の毛はまばらで、特に尻尾は毛の生えていない部分が目立っていた。

ちる

別の施設や犬も候補に考えていたのだが、埼玉県さいたま市の保護施設・Petfelice(ペットフェリーチェ)にて一度抱っこした途端、記者はその魅力に射抜かれてしまう。当初は「尻尾にちゃんと毛が生えている子が良いな…」などと考えていたのだが、そんな薄っぺらい邪念は一瞬で吹き飛んでしまった。

ちる

さてお迎えから1年後、ちるがどのような変化を遂げたかというと…。

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■「こんなにかわいいのに保護犬!?」
動物話題保護犬
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