観光地に置かれた大量のお金、その理由にギョッとした 観光客の「謎ルール」が招いた結果は…
宮崎県日向市の観光地で発見された注意喚起のプレート。その内容に「逆効果では?」と、多数のツッコミが寄せられている。
「押すなよ! 絶対押すなよ!」に代表されるように、日本語を理解するには言葉の裏に隠れた相手の心情を理解するのが、何より重要である。
以前X上では、とある観光地に設置された注意喚起のプレートの内容対する、多数のツッコミが寄せられていたのをご存知だろうか。
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■「お願い」に書かれた内容は…
注目を集めていたのは、Xユーザー・れーすさんが投稿した1件のポスト。
「草」とだけ綴られた投稿には、多数の小銭が置かれた地面の写真が添えられており、何やらご利益があるスポットのように思える。しかし、足元に設置された「お願い」プレートの内容を目にし、思わず驚き。
そこには「ここに金銭をおかないでください。おかれてある場合は、観光施設の設備や維持管理の費用として使わせていただきます。 日向市」と、記されていたのだった。
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■「置くなよ、絶対置くなよ!」
現地に金銭を置くことを禁止する呼びかけだが、万が一置いた場合は観光施設の設備等に使用される…ということは、実質「募金」や「寄付」のようなもので、むしろ積極的に置いた方が良いのでは…とも考えられる。
同様の思いを抱いた人は多いようで、同ポストは投稿からわずか数日で1,500件以上ものリポストを記録する事態に。Xユーザーからは「置くなよ! 絶対置くなよ!」「賽銭箱タイプに移行した方が良いのでは…」「日向市、何しとんねん」など、多数のツッコミが寄せられていた。
ポスト投稿主・れーすさんに話を聞くと、こちらの光景は宮崎県日向市にある「願いが叶うクルスの海」にて目撃したものと判明。れーすさんは「『置くな』と書かれているのに、みんなお金を置いていっているのが面白いなと感じました」と振り返っている。
そこで今回は件の注意書きの詳細をめぐり、日向市に取材を打診することに。すると、同市が抱える「思わぬジレンマ」が明らかになったのだ…。