川で溺れた時、思わずとってしまう行動 とんでもなく危険な理由が「怖すぎる」と話題に…
水辺で遊ぶ際、集団で溺れる危険のあるシチュエーションが話題に。「絶対してはいけない行動」に注目が集まった。
■被害者の数が増える、恐ろしい理由は…
その恐怖とは「後追い沈水」である。
前出のように、深みへの沈水は本人の意識の外から来るため、周囲からも「ふざけている」と捉えられるケースが少なくない。そのため、事態の深刻さに気づかずに「何ふざけてるんだ?」と軽いノリで近づくと、同様に足場が崩れて溺れてしまうのだ。
かわいらしい絵柄と、水辺の恐ろしさのギャップが印象的な漫画は瞬く間に話題に。件のポストは投稿からわずか数日で、2万件近くものリポストを記録するほど大きな話題となっている。
【水辺で遊ぶ時の一番の溺れる理由】(1/3)
・急な深み
・後追い沈水
この二つはこの季節水辺で遊ぶ際特に注意しましょう#生還図鑑 pic.twitter.com/hvd1NcjOVS— 大塚志郎 漫画を色々発表中!ぜひご覧ください! (@shiro_otsuka) July 13, 2024
Xユーザーの読者からは「後追いは本当に危険だし、怖い」「地元でもこれ、よく注意されてた」「小さいお子さんのいる家庭にこそ、読んでほしい」「自分も似た経験があります…」などの反響が寄せられていた。
さらに、作中ではこうした事態に遭遇した際に「絶対してはいけないこと」に対する注意を喚起している。
関連記事:綾瀬はるか、ジェシーとの交際報道で“私服写真”に反響 「ユニクロの広告かと思った」
■「素人では助けられません」
同作では、こうした事態に対して「すぐに避難! 素人では助けられません」と断言。
そして、古来より日本に伝わっていた河童の伝説は、「後追い沈水」を防ぐための伝承でもあったと説明している。深みに足をとられる現象が「強い力で引きずり込まれた」ように見えることは勿論だが、人が沈水した場所に迂闊に近寄らせないようにする効力があったとも考えられるのだ。
作者の大塚さんは幼少期より川遊びをしていたそうで、作中の状況について「服を濡らす気もないような中途半端な気持ちでいたのに、急にドボッと深みに落ちる(沈水)ので、溺れてしまうワケです」とも補足している。
確かに、同じ水辺で遊ぶにしても「服をなるべく濡らさず遊ぶ」と「全身ビショビショになって遊ぶ」状況では、沈水した際のショックに大きな差が生じることだろう。
そうした点を踏まえ、大塚さんは「川で遊ぶ場合は、沈水する前提で『潜っちゃう』『泳いじゃう』というくらい開き直った方が、逆に溺れないと思います。また『太ももぐらいの深さから沈水の可能性がある、という点も覚えて頂ければと思います」と、強調していた。
9日より発売される『マンガでわかる! 死亡ピンチからの生還図鑑』にも多数のエピソードが収録されているように、身近に潜む「死に直結する危険」に関する作品を多数公開している大塚さん。
その経緯について「自費出版のイベントに通ってくれる子供のお客さんがいて、その子を喜ばせるためどんな漫画を書いたら良いか考えていましたが、考えても考えても何も浮かばず途方に暮れていました」と、振り返る。
そんな折、子供の痛ましい事故のニュースを見て「どうにか子供たちに、危機回避を分かりやすく伝えられないか?」と考えたことが、執筆の動機になったのだ。
この夏、川へ遊びに行く予定がある人は、グループ内で同作品をシェアしておいてほしい。
関連記事:いとうあさこ、貯金額を聞かれ「放った言葉」が反響呼ぶ 約3割が気まずい経験
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
・合わせて読みたい→いとうあさこ、貯金額を聞かれ「放った言葉」が反響呼ぶ 約3割が気まずい経験
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)