岡本和真のレフト起用を高木豊氏が疑問視 内野限定起用を提言「俺も経験が…」
阪神タイガースにまさかの3タテを許した読売ジャイアンツ。高木豊氏が勝負のポイントに挙げたのは…。
元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで、読売ジャイアンツ・阿部慎之助監督による岡本和真選手の起用法を疑問視した。
■巨人が阪神に3連敗で2位転落
高木氏が7月30日から8月1日のプロ野球3連戦を振り返った今回の動画。
セントラル・リーグは首位に立っていた巨人が阪神に3連敗。広島東洋カープが横浜DeNAベイスターズに3連勝したため首位に浮上し、巨人は2位に転落した。
さらに阪神も0.5ゲーム差の3位となり、混戦に拍車がかかる結果となった。
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■高木氏が岡本選手のレフトを疑問視
阪神対巨人戦を解説した高木氏は「4番岡本のレフト。これがちょっと気になるんだよね」と指摘。
続けて「木浪聖也のレフト線に行った当たりがあるんだよね。タイムリーになった打球、ちょっとジャッグルして、スリーベースという記録になるんだけども。4番を打っている岡本を、ファーストをやらせたり、レフトをやらせたりという。これはどうなのかなっていうふうに、ちょっと思う節がある」と岡本選手のレフト起用を疑問視した。
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■内野限定での出場を提言
岡本選手の起用方法に高木氏は「疲労感とかね、 この夏の暑い時期にいろんなポジションを守るというのは、4番も務めてキャプテンもやって、3つのポジションをやるっていうのは大変なこと」と持論を展開する。
今後の起用方法については「1塁か3塁、内野限定にしたほうがいい」と提言。「俺も1塁、3塁、外野の経験があるんだけど、外野って遠く感じるし、行き帰りでも慣れてないと、1試合の疲労感というのは違ってくる」と経験を踏まえて解説。
そのうえで「内野での緊張感の維持と、打席の緊張感。 外野に行って緊張感があまりなくなるのとでは、野球のリズムが違ってくると思うんだよね。せめて内野にとどめておいてはどうだろうと、今日の試合を見てとくに思いました」と語った。
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■大城選手の1塁起用で守備位置が動く
岡本選手はシーズン序盤はおもにファーストで出場していたが、坂本勇人選手の離脱を受け、キャッチャー登録の大城卓三選手がファーストに。
すると岡本選手はサードとレフトでの起用が増加。7月30日からの阪神3連戦では、初戦にレフト、2戦目はファースト、3戦目はレフトと、ポディションが変化している。
ヘルナンデス選手、岡本選手、大城選手が名を連ねる打線はかなり強力だが、レフトの守備では「本職の外野手ならもっとうまく処理できていたのでは?」というプレーも。それだけに岡本選手の守備位置がファンのあいだで議論になっている。