佐藤輝明、4戦3発と絶好調の要因を掛布雅之氏が分析 「ピッチャーが疲れてきて…」
掛布雅之氏が阪神タイガース・佐藤輝明の好調ぶりを称賛。「今後あと20本ホームランを打てば連覇が見えてくる」と持論も。
元阪神タイガースの掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で、阪神・佐藤輝明選手の「好調の要因」を解説した。
■佐藤選手好調の要因は?
後半戦に入り調子を上げている佐藤選手について掛布氏は「夏場というのは、ピッチャーが疲れてきますので、多少コースが甘くなったりだとか、ボールのキレが落ちるんです」と指摘する。
打者にとって8月は「数字を上げるために重要な月」と話す同氏は「佐藤の状態というのはそんなに変わってはいないと思うんですけども、ピッチャーが投げてくる甘いボールに対してのアプローチの仕方だとか、打ち損じがほとんどなくなっている」と好調の要因を分析した。
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■これから20本打てば連覇も…
今後の佐藤選手には「今、打率が2割7分というチームでもトップになったと思うんですけども、2割7分という貯金があれば、落ち着いて打席に入れますし 、ボールの見極めもできてくると思います」と語る。
そして「去年も後半、佐藤はかなりホームランを量産しましたので。 今から佐藤が20本のホームランを打てれば 、阪神の連覇というものが見えてくる。それぐらい、佐藤の打撃の状態が良くなっている」と分析した。
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■大山選手の5番も好調の要因?
また、佐藤選手の後を打つ5番に大山悠輔選手が入っていることについて「大山が後ろにいるということで、佐藤自身もすごく楽なんではないかな」と独自解説。
続けて「4番を経験した大山が5番に控えてくれるので、自分がランナーを返せなくても、5番の大山さんが返してくれるだろうと」とコメントした。
掛布氏はその後も阪神打線についてレギュラー選手1人1人の状態を分析していた。
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■8月は4戦3発のホームラン
シーズン序盤は打率が1割台になり、2軍調整を命じられるなど、不振を極めていた佐藤選手。
後半戦に入ると徐々に調子を上げ、8月は4試合で3本のホームラン。打率も4日終了時点で2割7分5厘にまで上昇した。
佐藤選手の復調もあり、一時4位となっていたチームも首位・広島東洋カープと1ゲーム差の3位に。連覇に向け、チームの体勢が整いつつある。