コミケの片隅に佇む男性、その“正体”に驚き 般若心経アリで電車に乗るハプニングも…

【#C104】コミックマーケット初日にクオリティ抜群の「耳なし芳一」が登場。早朝から意外なハプニングがあったようで…。

2024/08/12 04:00


夏真っ盛りのこの時期に開催された「コミックマーケット104(以下:コミケ)」は、例年に負けず劣らずの盛り上がりを見せていた。どこもかしこも熱気に包まれている中、一際“異様な雰囲気を放つ男性”を発見したので紹介しよう。


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■振り向くとそこには…

その男性を発見したのは11日の昼頃。様々なコスプレイヤーとカメコがごったがえす中、異様な圧を感じ振り返るとそこには楽器の琵琶を携え、全身に般若心経が書かれた男性の姿が。

一目見ただけでわかるそのビジュアル、『耳なし芳一』で知られる琵琶法師・芳一のコスプレである。余す所なく書かれた般若心経や絶妙な表情、また年季が入りいい味を出している琵琶など、すべてのクオリティの高さがこのオーラに繋がっているのだろう。


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■13年越しの熱い再会も

この芳一のコスプレを披露していてのは中埜さん(@pisiinu)。コスプレのテイスト的に話しかけづらい印象を抱きそうだが、とても気さくで優しい人柄である。今回の芳一コスを選んだ理由を伺うと、丁寧に教えてくれた。

「12、3年ぐらい前にやったものをもう1度やり直したんです。当時、『マクロス7』の熱気バサラというキャラクターと一緒に写った写真がネット上でバズって、今年の8月15日が熱気バサラの誕生日でさらに『マクロス7』も30周年、小泉八雲怪談も120周年ということで、記念という意味でやってみた感じですね!」

なお、同日には13年越しに二人が再会するというなんとも熱い一幕もあったようだ。


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■朝からまさかのハプニングが…

芳一のコスプレで気になるといえば、やはり耳以外に描かれた「般若心経」だろう。達筆であるのも注目だが、顔や首、頭といった自身では書くのが難しい部分までしっかりと網羅されているのが気になる。

これについて尋ねると、この般若心経はお遍路をやっている知人に依頼したそうで、早朝の新橋駅で合流した後、カラオケボックスで1時間かけて書いてもらったのだとか。当初は首から下まで書いてもらい、現地で他の知人に書いてもらう予定だったが、思いの外達筆であったため体すべてに書いてもらったという。

顔まで般若心経が書かれた状態で電車に乗ることになり、「笠をちょっと深めに被るようにはしたんですけど…これ、隠れてないですよね(笑)」と早朝からハードなスタートだったという。ちなみに、過去にこの状態で日焼けして恐ろしい事態に見舞われたそうで、今年は日焼け対策はバッチリとのことだ。


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■執筆者プロフィール

木根大心:『Sirabee』編集部記者。

インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているあまり年々丸くなっているのが悩み。

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(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心

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