中川翔子も絶賛した映画『聲の形』 いじめの残酷さと再生を描いた物語が『金曜ロードショー』で放送

8月16日放送の金曜ロードショー『聲の形』。芸能界でもファンが多い同作の魅力とは…。

2024/08/16 05:00

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聲の形

8月16日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、2016年公開の映画『聲の形』が放送される。『金曜ロードショー』の公式サイトを見ると、23日の『となりのトトロ』や30日の『天空の城ラピュタ』よりも視聴者からの「みたい!」の評価が上回っており、数多くの期待の声が寄せられている。

【動画】『聲の形』予告映像



■「胸糞悪い」「心が痛い」が詰まった描写

原作は『週刊少年マガジン』(講談社)で連載された大今良時の漫画。小学6年生の石田将也のクラスに、先天性の聴覚障害を持つ少女・西宮硝子が転校してきたところから物語が始まる。

将也は興味本位から硝子をいじめるが、ある出来事をきっかけに、いじめの対象は将也に移っていった。いじめの描写、クラスメイトや教師の反応は残酷で、無理解な態度には思わず「胸糞悪い」と目を背けたくなるほど。とくに1巻は全体を通じて強烈な描写が数多く描かれている。


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■一筋縄ではいかない展開

『聲の形』が高い評価を受けている理由の一つは、いじめの過去を乗り越えて全員が幸せになるというご都合主義的な展開ではなく、ところどころに暗い影を残したままの複雑な後味がする物語であることだろう。

後にいじめ被害者になり、硝子との再会で変わっていく将也だが、1巻で硝子をいじめるシーンは度し難く、許せなかったという人も多い。

ユーチューバーのはじめしゃちょーはこの作品を「すげえ考えさせられて」「読んでてすごい夢中になれる漫画」と絶賛している。


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■映画化の反応

この物語を映画化したのは、『響け!ユーフォニアム』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『けいおん!』『氷菓』など、美しい映像に定評がある京都アニメーション。

中川翔子は2016年に自身のXで、「京都アニメーションの優しい美しい作画素晴らしく、声と表情の移り変わり、キーワードである音の表現。胸が痛くなるけど優しくなる。何周も読んだ原作、見事に、アニメでしかできない形になっていたことに感激」とポストしていた。

女優の栗山千明も「久しぶりに映画館で号泣でした」と同作を挙げている。


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■期待の声が続々

放送を前にSNSで「金曜ロードショー史上最も荒れるぞ」「また見たら泣く自信がある」「名作中の名作アニメ映画」との声が上がる珠玉の名作の『聲の形』。

美しい映像とともに繰り広げられる映画を見て、さらに知りたくなった人は原作の漫画を購入するのをおすすめしたい。

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■8月16日放送の『聲の形』
金曜ロードショー中川翔子はじめしゃちょー栗山千明
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