アプリで出会った男性と合コンを約束したものの… “なにげない質問”に「本当に失礼」とブチギレ説教してしまう
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
マッチングアプリで会った人数は、もう100人ほどになっていました。せっかく39人目と結婚前提の真剣交際ができたのに、出戻ってる…。これが現実なんて、思いたくない。でも、認めるしかない。だから出戻りマッチングアプリをするしかない。さらに、元カレを忘れられないため復縁活動もする。
かけもち活動は思っている以上に、心が休まることがありませんでした。むしろ、ストレスがどんどん溜まっていたのかもしれません。怒りが湧くようになっていました…。
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■怒りながらもマッチング
何よりもキツいのが、大好きだった分、元カレえびおくんへの怒りがすごいのです。結婚するって言ったのにダメ男! 自己啓発本読みすぎだろ! 意識高い系に憧れてるバカ! など、毎日数回は彼への怒りで頭がいっぱい。
また、なにが運命の人だ! 彼は魂を半分に分けたツインレイだ! 当時、元カレえびおくんとの未来を占いまくってもらい、結婚すると言っていた占い師たちにも怒りが湧いてきました。電話占いに電話して「別れましたけど、金返せ!」と言ってやろうか! と、冷静になれないほどイライラしたかと思えば、私が悪いんだ、私がダメだから…と、自分責めもはじまる。そんなめちゃくちゃな日々でした。
この日もマッチングしてデート。またハイスペックな人たちが集う審査制マッチングアプリTを使いました。銀行系の職業の年上の男性。見た目は、会社でかなり重役に属していそうな40代半ばの男性とカフェで待ち合わせ。
私の最近のマッチングアプリ活動は、ティータイムにしていました。短い時間のほうが次のデートに進まない場合、罪悪感が少ないし、万が一割り勘紛争になったときに、気が楽。カフェ、最高。混んでいたため、外のテラス席でおしゃべりしました。
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■早く帰りたい
「まほさん、笑顔が素敵ですね」「とっても魅力的ですね」褒めタイムがはじまっていました。サービス精神でとてもポジティブな言葉を投げかけてくれるのですが…なんだか響かない。嬉しくない。褒められるたびに「でも、フラれたし」「でも、結婚したくないって言われたし」など、頭の中でネガティブな言葉が出てきました。男はどうせ、下心があるから褒めてくる、なんて言葉も。
過去の恋愛話になると、やはり話してしまう元カレ・えびおくんの話。すると「年下と付き合ってたんですね」「年下と付き合える女の人ってモテるんですよ」「すごいことですよ、年下と結婚前提だったなんて」と言ってくれるのですが、この時の私には逆効果。「でも、結局、フラれた」「逃した」「理想的なタイプの人だったのに」と、頭に響き渡って苦しくなってくる。
そして「なんで、私はこの人とデートしてるんだろう、早く帰りたい」なんて、思ってしまうのです。本当に失礼な話です。そんな自分のことを最低だなと思って、全く楽しくないマッチングアプリデートは終了。LINEだけ交換して帰宅しました。この彼は、仕事が忙しそうでしたしこのまま連絡をせずにフェードアウトしようと思っていました。マッチングアプリでやりがちな薄い出会いと、即終了です。ですが、フェードアウトどころか、まさかの説教をしてしまうとは。
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■マジでブチギレ5秒前
LINEが来ていました。「今度、何人かで合コンしませんか?」…合コン。前にもこんなことがありました。マッチングアプリで会ったハイスペック男性から、女性芸人さんたちと合コンしたいと。そして、若い芸人さんでお願いします、というLINEが来て私はブチギレ&説教LINEを送ったことが…。なんか、イヤな予感。悶々としながら返信しました。
「いいですけれど、あまり友達がいません。独身となると特に」。実際に私の年齢になってくると、本当に独身がいない。このまま断ってしまえばよかったのに、たまたま最近出会った未婚の一般女性たちを連れていこうと思いました。芸人さんを連れていって、変なムチャブリとかされたらたまったもんじゃない。後日、彼女達に合コンの承諾をもらいました。出会いを求めていると言っていたし、ちょうどいいタイミングかもしれない。
「2人くらい連れていけます!」と、返信しました。すると返ってきたのは「何歳ですか?」。でた。その質問。ブチギレ準備発動。「なんでですか?」と、私も感じ悪く返信。「いや、気になりまして」と、彼。連れていこうと思っていたのは、どちらも年上でした。まだ何も言われてないのに、すでにMK5でした。マジで・こいで・ブチギレる5秒前。
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■「…」に腹が立つ
戦闘体制でこう送りました。「私より、年上のお姉さんたちです」返ってきたLINEは「まほさんより、年上ですか…」。は?! この「…」ムカつく!!! なに?! なんか文句あるわけ?! 「はい、そうです」とだけ冷たく返すと「まぁ、まほさんは可愛いからいいですね、まほさんは来てくださいね」…ここから説教となったのです。
「女性たちに本当に失礼です、可愛いと言われても何も全く嬉しくありません、気分が悪いです、さようなら」。このように送ってしまいました。前回の反省から長文を送るのはやめとこうと学習したので、短めですが。またやってしまいました。マッチングアプリで出会った人に説教。
今思えば、私をたてていたのかもしれませんし、不器用なのかもしれません。ですが、この時はまた冷静になれませんでした。それに年齢を気にしているのは、私なのです。それもわかっているんだけど、なにやってるんだろう、意味のないデートの数々。せめて楽しくありたいのに。そんなある日、えびおくんと出会う前にカジュアルなマッチングアプリTでマッチングだけしてLINEを交換しただけの会ったこともない男性から、LINEが来ました。
「付き合ってる彼女のことで相談に乗ってほしいです、会ったこともないし、ただマッチングしただけなんですけど」。こんな面白そうなことがある? 久しぶりにまたワクワクしてきました。過去にマッチングした人と、こうやって繋がることもある。だから、出会いは何が起こるかわからない。そんな彼の恋愛相談は、驚くほど私にソックリ。そして、私も相談してしまいます。3ヶ月はあっという間に経ち…続く!
◆こいでまほ
太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。
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(文/Sirabee 編集部・こいで まほ)