スシロー、皿の上の恐ろしいミスに目を疑う 人気配信者は「偶然でしょうか…?」と驚愕
ゲーム『ストリートファイター』とコラボ中のスシローの皿の上に、とんでもない物体が。人気配信者・ストーム久保は「非常に危険」と指摘する。
■じつは数日前にとんでもないミスが…
おそらく引用ポストによって置き方説明が徹底されたザンギエフ https://t.co/wp0rrVsPRo pic.twitter.com/ZwRomOn2hd
— 流氷リオネ❣️スト6春麗 (@rione_ryuhyo) July 27, 2024
当時の状況について、ポスト投稿主・流氷さんは「『ストリートファイター6』でメイン使用している春麗のピックが出ることを祈りながらコラボ商品を頼んだところ、写真のザンギエフが出てきました」と振り返る。
『ストリートファイター』シリーズをプレイした経験のある人ならばひと目で違和感を覚える光景だが、流氷さんは以前X上で話題となっていた光景を思い出したのだ。
その光景とは、必殺技・スピニングバードキック(以下、スピバ)を繰り出す春麗のピックの向きが、やはり反対の状態で提供されたというもの。なお、スピバはダブラリとは逆で、「頭を下にして繰り出す」というぶっ飛んだポーズが正しい状態なのだ。
ツッコミどころ満載の光景は大きな話題となり、こちらの件についてスシローに取材を実施したところ、「スシローのキャンペーンでお客さまに楽しんで頂き、大変嬉しく思います」と、ノリノリすぎる回答が得られている。
こうした背景もあり、流氷さんは「スシロー社内でピック設置向きの周知徹底がなされた結果、ザンギエフも春麗のように『上下逆さ回転する』と勘違いし、このように設置されたのかと思うと面白く、ポストに至りました」と、笑顔で振り返っていたのだ。
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■人気配信者は「かかってこい」
さて、ザンギの「逆ダブルラリアット」を見たストーム久保氏は、過去作『ストリートファイターII』時代に存在した「データ容量問題」を思い浮かべたようだ。
久保氏は「当時は使用可能なデータ容量にかなり制限があったので、1つの技のモーションを使い回して別の技に仕立てていました。ガイルが使う『リバーススピンキック』(以下、リバスピ)が有名でしょう。この技はただ単にガイルのしゃがみ強Kを反転させ、宙に浮かせただけです」と、例を挙げる。
そんな「容量の節約」を目的に生まれた技だが、リバスピは最新タイトル『スト6』にも登場する、ガイルの伝統技としての地位を確立しているのだ。
こうした事実を踏まえ、久保氏は「リバスピの事例を考えると、ひょっとしたら今話題の『逆ダブラリ』も、じつは案自体は生み出されていたものの、諸々の事情で実装されなかった…という可能性があるかもしれないと思いました」と、神妙な顔つきを見せる。
そして仮説をさらに推し進め、「そこから考察するに『逆ダブラリ』の形でピックを置いたスシロースタッフの正体は、歴史の闇に消えた幻の技を後世に残そうとした元CAPCOM社員なのではないでしょうか?」と、陰謀論にも似た大胆な説が飛び出したのだ。
なかなかツッコミどころの多い説だが、久保氏は「これが私が提唱する説です」「異論は10先でのみ受け付けます。かかってこい」と、ファイティングポーズを崩さない。
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■やはり意図した置き方だったのか…?
実際に「逆ダブラリ」が導入されたとなると、やはり「脚を使って攻撃する技」と考えるのが自然である。
そして『ストリートファイター』シリーズで逆さまになっている技は、春麗のスピバしかり、ガイルのリバスピしかり、大半が「空中に浮いている」という共通点を持つ。
久保氏もやはりそこに触れたが、「つまり逆ダブラリは、空中に浮きながらピンッと逆立てた脚で攻撃する技だと考察することができま…えっ、待ってください。これって『餓狼伝説』シリーズの主人公、テリー・ボガードが使用する必殺技『ライジングタックル』じゃないですか!?」と、重大な秘密に気づいた模様。
「だとすると恐らく、逆ダブラリの正体は『使い勝手の良い無敵技』でしょう。それならば、ザンギに実装するのは非常に危険と判断され、闇に葬られたのも納得がいきます」と、神妙な顔つきで頷き出す。
そして「2024年秋、『スト6』にシリーズ初となる他社コラボキャラとして、テリーが参戦します。これは果たして偶然なのでしょうか…?」と、驚きの説を展開してくれたのだ。
スシロー、およびCAPCOMに対する大胆な仮説を提唱する久保氏。異論のある人はぜひ、10先でボコしてみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)