西武ライオンズ打線が打てない理由を岩本勉氏が分析 「ストライクを見逃してボール球を…」
低打率が続く埼玉西武ライオンズ。岩本勉氏が考える「その原因」と来年優勝の可能性とは…。
元北海道日本ハムファイターズの岩本勉氏が自身のYouTube『岩本勉チャンネル』で、埼玉西武ライオンズ打線が不振に陥っている理由を分析した。
■西武打線に岩本氏が…
岩本氏が8月12~18日のパシフィック・リーグを振り返った今回の動画。
5位と18ゲーム差をつけられ、現在最下位のライオンズについて同氏は「はっきり言って来年のことを考えなければいけない。来年と言っても、新しい選手じゃないんですよ。既存の選手にがんばってほしい」とコメントした。
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■「バットの出が悪い」
さらに西武打線について「バットの出が、ほかのチームよりも良くない。良いバッターもいるんですよ。でも、ほかのチームと比べると、相対的にあんまりかんばしくないんですよ」と分析する。
続けて「簡単に見逃してワンストライク、ファールで後手に回って、追い込まれたあとに苦しいバッティング。 ストライクを見逃して、ボール球を打ってしまう。そんな野球が目立っているかな。なので、既存選手の意識付けの変化、意識革命でライオンズは様が変わるんじゃないかな」と語った。
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■来年優勝もありうる?
来季以降のライオンズに岩本氏は「少々の戦力補強は必要だと思うんですけども、既存の選手たちがいかに頭の中を新たにするのかということですよね」と提言。
さらに「バッターはバットの出を良くする。ピッチャーたちもどんどん追い込んでいく、バッターと対戦する。自分と対戦するんじゃないです。もう一度ライオンズに風が吹いたときには、 開幕ダッシュで最下位からの優勝もありえますからね。 そういうパリーグでいてほしいですな」と語った。
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■記録的な敗戦を続ける西武
記録的な敗戦を続ける西武。打撃不振が目立っており、19日時点でチーム打率は12球団ワーストの2割6厘だ。
得点力不足もあり、チームの成績も29勝74敗と勝率が3割を切っており、100敗する可能性も指摘されている。
今季の敗北を教訓に来季の戦いへと繋げたい西武。出来る限り、勝ち星を重ねていきたいところだ。