日本一初見殺しなガソリンスタンド とんでもない立地状況が「見たことない」と話題に…
九州地方で発見された、奇妙すぎる立地のガソリンスタンドが話題。取材に際し、運営会社は「道路拡張工事の結果」と説明する。
■事情があまりに特殊すぎる…
中央分離帯にガソリンスタンドがある道路、とか。#びっくり道路選手権2024 pic.twitter.com/vr8jlQnHPS
— KK🍙 (@KK921127) August 9, 2024
KKさんは、ツリー投稿にて「もともと昭和の時代に、写真向かって右側のトンネルがあった頃からガソリンスタンドがあったけど、道路拡幅の際に何らかの事情でスタンドの位置そのまんまの状態で左側のトンネルが完成し今に至る、とのことです」と、事情を説明している。
そこでまず、こちらの話が正しいかを太平興油に尋ねてみたところ、担当者からは「概ねその通りです」という回答が。
こちらの店舗は1970年(昭和45年)にオープンしたが、1994年には道路拡張工事の影響で移転を迫られる。しかし「代替地が見つからないため、何とかこの場所で営業したい」という意思のもと、市・県・消防との協議を行うことに。
そして1997年、今回話題となった形態でのリニューアルオープンが実現したのだ。
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■担当者の「訂正」に思わず納得
今回の取材に応じてくれた太平興油の担当者は、なんとリニューアルオープンの当時、同店舗に勤務していた人物と判明。
そこで、当時の利用客らの反応を聞いてみたところ「皆さん、驚かれていましたね」「専門的なことをご存知の方からは『よく消防の許可が下りたね』とも言われました」との回答が得られた。
言うまでもなくガソリンスタンドは「ガソリン」を取り扱う施設のため、件の協議の際もやはり、消防との話し合いに最も時間を要したのだ。
また今回話題となった件について、担当者は「正確には、こちらの店舗は『中央分離帯の中』にはございません(笑)」とも補足している。確かに、写真だけでは分かりづらいが…よく見ると、中央分離帯に「隣接した」店舗であることが窺えた。
なお今回話題となったポストは、地図情報に造詣の深い「株式会社ゼンリン」公式アカウントが毎年開催しているイベント「びっくり道路選手権」にちなんで投稿されたもの。
日本にはまだ、様々な「びっくり道路」が存在するはずなので、ぜひXでハッシュタグ「#びっくり道路選手権2024」をチェックしてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)