吉野家の“ダチョウ肉”丼 肉は好印象もスープが「期待外れ」
吉野家で始まった「オーストリッチ丼」。ダチョウ肉を使った意欲作だが、添えられたスープが独特すぎて…。
吉野家が28日からリリースしている「オーストリッチ丼 〜スープ添え〜」。同社初となる国産ダチョウ肉を使った意欲作だ。初日に食べた吉野家ファンである記者の正直な感想をまとめたい。
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■価格は税込1683円
ダチョウの英語表記である「オーストリッチ」(Ostrich)を商品名に添えた今回の新作メニュー。
テーブル席やドリンクバーなども用意している吉野家の新スタイル「クッキング&コンフォート」店(全国約400店舗)でのみ提供される数量限定の新作で、何より注目はダチョウ肉を全面に使ったことだ。
スープ付き1,683円というハイプライス設定も気になるが、吉野家の新たな挑戦に期待し同店に向かった。
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■予想以上にウマいダチョウ肉
タブレットで注文し約7分、料理が完成したと店内モニターに表示が出た。
出てきた料理はローストビーフ丼そのもの。言われないとダチョウ肉とは全くわからないレベルで、肉々しいレアな肉が白米の上に乗っている。
味は牛肉にかなり近く、肉の柔らかい質感、ブリンブリンとした適度な食感が非常にウマく、醤油ベースのソースもバッチリ合っている。野菜部分にはガーリックの効いたホワイトソース。これと卵黄と絡めると、濃厚でクリーミーな味に変化する。
吉野家が牛、豚、鶏に続く「第4の肉」として未来を見据え登場させたダチョウ肉。初めて食べたがこれは本気で美味しい。
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■問題はスープ
一方、気になったのはスープ。ダチョウの鶏ガラから煮出した出汁がベースになっており、一瞬「鶏白湯」スープを思わせる濃厚なコクがある。
しかし、後味と特に香りにかなりクセがあり、これまで飲んできた鶏系スープとは明らかに違う代物だとすぐわかる。