吉野家の“ダチョウ肉”丼 肉は好印象もスープが「期待外れ」
吉野家で始まった「オーストリッチ丼」。ダチョウ肉を使った意欲作だが、添えられたスープが独特すぎて…。
■完飲ならず
どうでもいい話だが、記者は好き嫌いが全くない。これまで孵化寸前のアヒルの卵「バロット」含め各国の料理を積極的に食べてきたが、このダチョウスープの独特な香りはダメだった。同時に、スープ表面に浮かぶ膜も食欲を減退させる原因に思えた。
さらにオーストリッチ丼にかかったホワイトソースの濃さに加え、スープも濃厚。両者が合わさったヘビーさが、中年男性には結構くる。残念ながら完飲することはできなかった。個人的にはいつもの味噌汁のほうが100倍くらい嬉しい感覚である。
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■それで、このサンプルは何?
トレイには、何の絡みかわからない美容液サンプル付きフライヤーが添えられていた。吉野家で長年食べてきた記者も初の体験。
だが、「なぜ1,700円も支払って、PR用の化粧品サンプルを受け取らないといけないのか」というのが率直な気持ちだ。独身中年男性には不要なのだ。どうせなら、料理をめっちゃ美味しくする「スパイス小袋」とかにしてほしかったよ、吉野家さん…!
仕方ないこととは思うが、オーストリッチという単語も正直聞き慣れないため「なんだかよくわからない料理を高い値段で食べた」という印象が残った。今回の新作はお世辞にも「老若男女にオススメ!」とは言い難い。
吉野家は心の底から大好きなチェーンだ。その果敢なチャレンジには賞賛を送りつつ、次回の新作もまた楽しみにしたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)