“Amazon配達員いじめ”と炎上した高級マンション内の警告文 「約2年前から掲示」と管理会社は説明
「美観を損なう」「警察に通報」とAmazon配達員に警告したマンション管理会社に話を聞いた。
■「逸脱した表現があった」
取材に応じた東急コミュニティー広報担当者は、「『宅配業者向けのお知らせ』につきましては、配送業者が荷物を配達する際に用いるプラスチックダンボールなどでマンション内の壁紙や床が傷つく事案があり、注意を呼び掛けるために約2年前から掲示していたものです」と、過去に宅配業者がトラブルを起こしていたことを説明。
一方で、今回の炎上騒動を受け改めてポスターの記載内容を確認したところ「注意を促すという趣旨から逸脱した表現があった」とも認めた。
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■ポスターは撤去
「掲示はすでに撤去いたしております。今後は、注意を促す際にも掲示内容に十分留意しながら、配送業者の皆様に理解と協力を得てまいりたいと考えております」(東急コミュニティー広報担当)。
警告するに至るまで、一部配達員が館内で問題を起こしていたことは事実だ。しかし令和の時代、それを明文化して貼り出す危険性、言葉選びについては今一度慎重になるべきと感じさせる事案だった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)