橋下徹、兵庫・斎藤知事パワハラ問題に私見 「一番の問題は…」
斎藤元彦知事が百条委員会の証人尋問で亡くなった元職員の処分が不適切だったということも認めず話題に。
2日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、パワハラ疑惑の渦中にある兵庫県の斎藤元彦知事が調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問を受けたことを報じました。
2時間半に渡る追求で「パワハラを認めなかった」斎藤知事に対し、弁護士の橋下徹さんは自身の経験を振り返りつつ問題点を指摘していました。
■証人尋問と証言の行方
証言を拒んだり虚偽の証言をした場合は、禁錮や罰金刑に処される可能性もある百条委員会の証人尋問。
先週金曜日、亡くなった県の元職員が告発文書に記したパワハラ疑惑を中心に行われた百条委員会。発言を求められた斎藤知事はパワハラに関して問われ「当時としては必要な指導だと思っていましたけど、パワハラかどうかは私が判定すると言うよりも、百条委員会や第三者委員会が判定するものだと思います」とコメント。
さらに「記憶にない」という言葉を繰り返し、亡くなった元職員の処分が不適切だったということは認めず、「今も(不適切だとは)思ってはいません。適切だったと思います」と述べています。
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■亡くなった職員の告発の行方
亡くなった職員の告発に対し、「誹謗中傷性の高い文章だと私、県としては認識しましたので調査をして処分させていただいたということです。その処分は適切だったと思います」と言い切った斎藤知事。
さらに、「わがまま疑惑」についても「私の予想想定以上にここまで知事がポロッといったこととか、ポロッとやったことがどんどん伝わっていくというところはすごくあるんだなと思いました…」とも話しています。
それに対しスタジオの橋下さんは、「知事の言動が役所組織に伝わるのは当然です、会社組織の社長と違って知事は人事権と予算県を一人で一気に握るんですよ」とコメントしています。
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■橋下徹「総務省や中央省庁には…」
橋下さんは、総務省や中央省庁には「大臣のクセにあわせようっていうんでみんな、大臣の取扱説明書っていうのが(ある)。それくらいピリピリしているのが今の国会議員であり、霞が関であり、ちょっと今の時代にはあっていないですよ」と考察。
続けて、「斎藤さんはその総務省でのやり方をそのまま兵庫県庁に持ってきて、今こういうことになっています。今知事の言葉っていうのは本当にピリピリ聞いているわけですから、細心の注意しないと」と話し、自身は役所の中では「全部丁寧語、さん付け」で話していたと回想しています。
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■谷原「大臣の取説があるんですか?」
司会の谷原章介さんは、橋下さんの言葉を受けて「大臣の取説があるんですか?」と驚きの声をあげていました。
さらに橋下さんは、「斎藤さんの一番の問題は、パワハラよりも『嘘八百発言』。告発者に対していきなり『嘘八百』と言ったことが、もうこんな県庁ですから『その人をなんとか追い詰めないといけない』と組織がみんな動いていってしまう。斎藤さんはそこの認識が本当に足りなかったと思いますね」と私見を述べています。
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(文/Sirabee 編集部・星子)