玄関前に刺さった巨大な刃物、不審者の犯行と思いきや… 「うちにも欲しい」と話題に

一見普通な住宅の前に突き刺さった巨大な刃物。予想外の正体を受け、「うちにも欲しい」との声が続出している。

2024/09/10 04:45


 


 

■開発会議の会話、完全にぶっ飛んでいた

今回話題となった表札は、その名もズバリ「男前」シリーズ。

開発経緯について、美濃クラフトの担当者は「もともと『濃い顔シリーズ』という、従来の表札の概念を打ち破った形や考え方のシリーズを打ち出す際に生まれた商品となります」と振り返る。

続けて「その中で『男だったらどんな表札をつけたいか』というテーマのもと、『大剣を庭にブッ刺したらカッコイイよね!』という中二病のような案があがり、『そんなの奥さんが猛反対しそう!』など様々な意見を考慮し、最終的に『奥さんの反対を押し切ってまで庭に大剣をブッ刺す!』という、そんな男前な方々に向けて伝説の聖剣は誕生しました」と、一点の澱みも無い、伝説の剣のように真っ直ぐな瞳で説明してくれたのだ。

美濃クラフト

「男前」シリーズには今回話題となった「伝説の聖剣」のほか、「守護の日本刀」「賢者の杖」「魔王の黒剣」「海王の三叉槍」と完璧なラインナップを揃え、中二病の多様化にも完全に対応している。

気になるお値段も「伝説の聖剣」は156,000円(どんな魔物も「イチコロ」価格)、「守護の日本刀」は159,000円(時は「センゴク」価格)、「魔王の黒剣」は191,900円(魔王の力に人々は「ビクビク」価格)など、世界観に則っており、完全にノリノリである(いずれも税抜価格)。

なお、一番人気は「伝説の聖剣」だそうで、担当者は「聖剣がダントツで人気です。年間60本、発売開始から6年間で、約300本出荷されています」と説明していた。

全国に少なくとも300本は伝説の剣が埋まっていると考えると、日本国民として誇らしい気持ちになってこないだろうか。


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■購入者は「地域の交流ツールになった」と笑顔

美濃クラフト

そんな「美濃クラフト」の強みについて、担当者は「表札、看板、ポスト、門柱の製造販売を行っています。表札は受注製造商品で、名前が入るため、同じものが二つとない無い商品です」と前置き。

その上で「受注都度製造するため、在庫をそれほど持たない形態で通常の製造業であれば却下されるような変わった商品でも企画できるところ、そして受注都度、名前や仕様(サイズなど)が変わる商品を間違いなく作れるという生産体制が強みです」と、太鼓判を押していた。

なお、実際に購入したユーザーからは「地域の方々に『面白い表札ですね!』と声をかけてもらい、仲良くなった」「子供の集合場所になっている」など微笑ましい声が寄せられており、人と人を繋げるツールとして活躍しているようだ。

さらになんと、購入者の中には「リピーター」も珍しくない模様。

伝説の聖剣

昨年、伝説の聖剣と伝説の盾(ポスト)を購入・施工した甲斐さんは、「伝説の聖剣に衝撃を受け、聖剣を中心に考えた外構づくりとし、そうなると『ポストは伝説の盾しかない!』と思い至り、真剣にふざけた門柱にした結果、大変素晴らしいものができました」と、笑顔を見せる。

伝説の聖剣

そして今年4月、「男前」シリーズの新商品『伝説の宝箱』(宅配ボックス)を夏頃に発売開始すると発表されるや否や、美濃クラフトへ「購入を検討している」旨の連絡を入れていたのだ。

伝説の宝箱

美濃クラフトの担当者は「昨今は地域の交流というものが弱まってきていますが、聖剣もとい表札を地域の方と交流するアイテムとして役立てて頂ければと思っております」「表札は『おうちの顔』と言われるように、その人その家族の象徴のようなものです。オシャレな表札も良いですが、みんなが笑顔になる『伝説の聖剣表札』をご検討ください!」とも語っていた。

とはいえ、パートナーに内緒で注文した場合、怒りでパートナーが「魔王」となってしまうシナリオも考えられる。購入を検討する際は、しっかり家族で話し合ってから決めよう。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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