山口紗弥加、『私の死体を探してください。』で見せる謎の表情に注目:顔相鑑定
顔相鑑定士の池袋絵意知が、今話題のあの人やこの人の顔相を解説します。今回は、女優の山口紗弥加さんを鑑定。
顔相鑑定士の池袋絵意知です。今回は、9月からスタートしたドラマ『私の死体を探してください。』(テレビ東京系)に出演している女優・山口紗弥加さん。
山口さんは自身のブログに「私の死体を探してください。」と投稿し消息を絶つベストセラー作家・森林麻美を演じ、主演の伊藤淳史さんが、麻美の夫で麻美の収入で暮らしながら麻美の担当編集と不倫する“クズなヒモ夫”を演じています。
謎を残したまま消息不明となった麻美を探す中で、止まることなく更新されるブログと暴かれ続ける秘密の数々—。最初から最後まで一瞬も目を離せない展開のミステリードラマです。
■役柄は芥川龍之介や太宰治系?
2年前に鑑定した時は、眉の角度が下がって優しい顔立ちになったことが印象的でした。今回のドラマ『私の死体を探してください。』では、優しさに加えて切ない表情をしていると感じました。
おどろおどろしいタイトルですが、山口さんが演じる小説家・森林麻美は、芥川龍之介や太宰治といった文豪と同じように頭が良くて考えすぎる人なのだと想像します。この世の儚さに悩みながら自分を貫く役なのだと思います。
関連記事:満島ひかり、『ラストマイル』で見せる上手なアラフォー女子のメイク術:顔相鑑定
■広くて丸みのある美しい額
劇中の顔で最も印象的なのは、目に涙が溜まっているけど泣きそうではない不思議な眼差しです。そして、眉が絶妙です。30代くらいまでは眉尻を上げた「若く見られたい意識が強い眉」だったのが、平行眉になっています。
眉間に全く力が入っておらず、眉を寄せないのはもちろん、意識して開こうともしていない自然体。そしてセンターで分けて額を出した髪型により、広くて丸みのある美しい額が見え、頭が良さそうな印象を与えています。
関連記事:玉山鉄二は顔が大きくなった? 貫禄が出てきて「ワンマン社長顔」に:顔相鑑定
■計算しつくしたヘアスタイル?
今回のヘアスタイルにはさらに秘密があります。本来、エラが張ったホームベース型の輪郭を縦長にしたような山口さんが、サイドの髪の毛で眉尻とエラが隠れるようにすることで逆三角形の輪郭に見えます。
観相学の基本として「角形=筋骨質、丸形=栄養質、逆三角形=心性質」があるのですが、四角やホームベース型の筋骨質から逆三角形の心性質に変わることで、意思の強い顔から感受性の鋭い顔に変化しているのです。
このあたりも今回の役に合わせて計算してやっているのだと思います。
関連記事:神木隆之介の中世的な魅力を分析 「低音イケボ」で歌手デビューに期待:顔相鑑定
■口角は上がっているが…
劇中の顔でもう1つ印象的なのが口です。終始明るい表情ではありませんが、かといって「嫌悪」「驚き」「悲しみ」「怒り」「恐れ」の表情ではないのです。ほぼ無表情ながら口元はかすかに口角が上がっています。
口角が上がった表情は基本的に「喜び」や「幸福」などポジティブな感情。しかし、目元が憂いに近い切ない表情をしているため、幸せそうには見えません。
本当に死んでいるのか? 死んでいるのなら自殺か他殺か? 答えはこの謎の表情にありそうです。
◆池袋絵意知
観相家、顔研究家、顔面評論家。 出版社、人材総合サービスを経て顔研究の道へ。著書に『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)『顔相恋占い』(池田書店)『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。日本顔学会会員、化粧文化研究者ネットワーク会員。個人鑑定・開運相談も行う。
・合わせて読みたい→神木隆之介の中世的な魅力を分析 「低音イケボ」で歌手デビューに期待:顔相鑑定
(文/Sirabee 編集部・池袋絵意知)