アースジェット使う時、6割超が「不要な行動」している恐れが… アース製薬の明かす真実に驚き
スプレー式の殺虫剤を使う際、6割以上の人が「缶を振った方が良い」と考えていることが判明。アース製薬は「振る必要ない」と、『アースジェット』をはじめとする自社製品の特長を語る。
知識や経験に基づいたものでなくとも、人は「なんとなく効果がありそうだから」という行動をとりがち。
今回は、多くの人がスプレーの殺虫剤(駆除剤)を使用する際、ついとりがちな行動の「効果」について探っていきたい。
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■スプレーの殺虫剤の缶、振ってから使う?
9月を迎え、秋の涼しさを感じる日も増えてきたが、夏の暑さはまだ健在。虫たちも元気に活動を続けている。殺虫剤が現役バリバリで稼働している家庭も多いはず。
ところで読者諸君は、スプレーの殺虫剤を使用する際、缶を振ってから噴射した経験はないだろうか。かくいう記者も殺虫剤に限らず、スプレータイプの製品はほぼ必ず「振ってから使う」クチである。
ここで一度、Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女590名を対象としたアンケート調査の結果を見てみよう。
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■やはり「振った方が良い」が多数
調査の結果、スプレーの殺虫剤を使用する際に「缶を振った方が良い」と考えている人は、全体の62.9%と判明。やはり、多くの人が缶を振る傾向にあると判明したのだ。
性年代別の回答傾向を見ると男女で大きな差は無く、全年代を通じて過半数が「振った方が良い」と考えていることが分かる。特に10〜30代に、この傾向が見られるようだ。
確かにスプレーを振ると、なんとなく「出が良くなる」「成分のバランスが良くなる」といった効果があるような気もする…。このように、スプレーを手にすると反射的に振りたくなるのが人の性(?)だが、果たして実際に効果はあるのだろうか…?
そこで今回は、日用品の製造・販売を行なう「アース製薬株式会社」に、我々のルーティンの効果について尋ねてみることに。すると、予想外の回答が返ってきたのだった…。
ちなみに、記事内でもここまで「殺虫剤」と表記してきたが、アース製薬によると、2017 年に「殺虫剤」という言葉をやめて「虫ケア用品」に呼称変更したとのこと。
これは「殺」という文字が「人体に有害」「使うのが怖い」といったネガティブなイメージを与え、使用をためらう人が一定の割合存在することや、殺虫を目的としない製品もあることを考慮し、「虫を殺す」というより、「人を守る」という思いから呼称変更したそうだ。
そこで本記事内でもアース製薬の思いに敬意を払い、以降は「虫ケア用品」や「駆除剤」といった表記で統一したい。
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■これなら逃すこともない?
アース製薬を代表するスプレータイプの駆除剤と言えば、やはり『アースジェット』と『ゴキジェットプロ』の二大巨頭。
両製品の特長について、アース製薬の担当者からは「当社の『アースジェット』や『ゴキジェットプロ』は内容物が均一ですので、振る必要はありません」との回答が得られた。
しかし「振ってはいけない」というワケでもなく、担当者は「振ったとしても、内容物が変化したり、噴射ができなくなるといった影響はありませんので、したがって効力が下がることもありません」と補足している。
とは言え、もちろん世の全てのスプレータイプの駆除剤が「振らずに使用できる」ワケではない点に要注意。
今回の調査結果を受け、アース製薬の担当者は「スプレータイプの駆除剤に関しては処方により、振るタイプのもの、振らないタイプのものがございます」「パッケージに使用上の注意が記載されていますので、必ずパッケージに記載された使用方法や、使用上の注意を守って、正しくご使用ください」とも呼びかけていた。
素早く動き回る虫たちとの戦いは、一瞬の意識の遅れが敗北(逃げられる)に繋がるケースも多い。実際、スプレーを振っている間に逃げられてしまった経験はないだろうか。
電光石火で虫を仕留めたい人には、『アースジェット』や『ゴキジェットプロ』のような「振る必要がない」虫ケア用品を常備しておくことをオススメしたい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女590名 (有効回答数)