埼玉の情報誌、表紙に致命的ミス発見と思いきや… 「池袋は埼玉の領土」と証明されてしまう
「埼玉」と大きく表記された『SUUMO』のフリーペーパーの表紙写真が、どう見ても池袋で話題に。「やはり池袋は埼玉県だった」と衝撃が走っている。
■岡野氏の分析、儚く崩れ去る…
写真池袋やんけ!!! pic.twitter.com/TWukIqfQcD
— すんで埼玉 (@sunde_saitama) July 3, 2024
話題のフリーペーパーの詳細について、リクルート担当者は「首都圏各駅の、新築マンション価格相場を紹介する目的の特集です。各駅からアクセスしやすいターミナル駅までの所要時間と併せてご紹介しています」と、説明する。
この「首都圏各駅」は一定期間内に一定戸数以上の新築マンション供給実績があった駅を対象に価格を集計したもので、今回は首都圏246駅の価格相場を掲載していたという。
「豊島区庁舎」(ブリリアタワー池袋)周辺の池袋の街並みが写った写真が採用された経緯について、担当者は「埼玉県内の各駅は池袋駅までの所要時間をご紹介させて頂くケースが多く、埼玉県在住の方にとって池袋は『利用しやすい都心ターミナル』にあたると考えています」と説明する。
続けて「そのため、埼玉県でマンションを購入して暮らす場合の『広域生活圏』のようなイメージとして、池袋の街を表紙ビジュアルとさせて頂きました」「一般論ですが、マンション価格は都心ターミナル駅までの所要時間(アクセスしやすさ)が相場にも影響しますので、その発着点となる都心ターミナルであることを念頭にご覧頂くと、『価格マップ』の意味合いもご理解頂きやすくなるのでは…という趣旨もございます」と、その背景を丁寧に補足してくれた。
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■「千葉県」特集で表紙に現れたのは…
ちなみに、こちらの「価格マップ」はSUUMOフリーペーパーにおける人気特集。
過去にも同特集の掲載時に池袋の街並み写真を表紙にした実績があるそうで、担当者は「他に千葉版でも、同様の趣旨により『秋葉原』を表紙ビジュアルにしたこともございます」とも説明していた。
こうした現象は埼玉や千葉に限った話でなく、全国の他の地域でも見られることだろう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)