『虎に翼』恐れていた美佐江の存在カムバックで「赤い何かが見えた…」 寅子のトラウマ回収に期待の声も
朝ドラ『虎に翼』で、予告映像でも話題となった美佐江(片岡凜)にそっくりな少女が寅子(伊藤沙莉)の前に現れ、視聴者が騒然。その“正体”を考察する人も。
NHK連続テレビ小説『虎に翼』にて、寅子(伊藤沙莉)の前に、かつて新潟時代に出会った“赤い腕飾り”の少女・美佐江(片岡凜)にそっくりな少女が出現。Xでも反響を呼んでいる。
■セーラー服姿の少女が現れる
少年法改正をめぐり、周囲からさまざまな意見を聞いていた寅子。ある日、家裁の廊下を歩いていると、後ろから「佐田先生?」と声をかけられる。振りむいた寅子の前に立っていたのは、20年ほど前に新潟に赴任していたときに出会った美佐江にそっくりなセーラー服姿の少女(片岡)だった。
寅子が混乱していると、調査官の音羽(円井わん)が少女を「美雪さん」と呼び止め、忘れ物を手渡す。その忘れ物は文庫本か手帳のような形状で、赤い栞のようなものが挟まれていた。
我に返った寅子が、「どうして私の名前を知っているの?」と美雪に問いかけると、美雪は「先生は、とても有名な裁判官じゃないですか」と笑顔で答える。祖母らしき女性に連れられて美雪が立ち去ると、寅子は思わず音羽の服の袖をめくり、音羽の腕に何もないかを確かめた。
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■事件への関与を疑われるも…
新潟の大地主の娘であった美佐江は成績優秀な少女だったが、傷害事件に関わった少年たちがいずれも、美佐江が寅子に贈ったものと同じ赤い腕飾りをしていたことから、寅子は美佐江の事件への関与を疑う。
さらに女子高生の売春事件に関与した疑いで補導された美佐江は、寅子に「佐田先生は心から納得した答えが出せます? どうして悪い人から物を盗んじゃいけないのか、どうして自分の体を好きに使ってはいけないのか、どうして人を殺しちゃいけないのか」と問いかけたこともあった。
結局、寅子は美佐江を理解できないまま、美佐江は東京の大学へと進学。寅子も新潟での任期を終えて帰京していた。
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■「赤い何かが」「こわいこわい」
先週13日に放送された第25週の予告映像に、美佐江そっくりの少女が映ると、Xでも話題に。この日ついに本編に登場したことから、「美佐江さん」がトレンド入りするなど再び騒然となった。
『虎に翼』の副音声を担当する声優・山崎健太郎も、「美佐江…!? つ、ついに時を駆けてきたのか!? い、いや、別人…だよな? そして、赤い何かが見えたような」と動揺。
視聴者からも「こわいこわいこわい。あの古い文庫本美佐江さんが読んでたやつじゃないの? 真っ赤な栞」「サスペンス映画みたいな手首のミサンガの確認で涙引っ込んじゃって代わりにおしっこ漏らしそうになって感情ジェットコースター」「音羽さんの腕確認するとこ、思った以上に寅子のトラウマ深いね…」と恐怖する声があがった。
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■「進学後何があったのだろう…」考察も
また、「美佐江さんのお母さんと娘さん? でもそれなら東京の大学に進学したはずの美佐江さんが20歳くらいで産んだことになる。そしてこの場に美佐江さんはいない…進学後何があったのだろう…」と考察する人も。
さらに、「一時的に物語からフェードアウトしたことで棚上げ状態だった、『どうして人を殺しちゃいけないの』という問いを引っ提げ、女学生時代の生き写しのような娘を連れて美佐江さんが現れるの総仕上げ感あって好き」「今の寅子はあの時の美佐江さんの問いに明確に返すことはできるのか。法律は何のためにあるのか」といった意見もみられた。