古市憲寿、シニア層狙いの“押し買い”被害に私見 「寂しさに負けちゃうときも…」
国民生活センターが主にシニア女性をターゲットにた高価な品物を安値で強引に買い取る“押し買い”が増えていると注意喚起しています。
19日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、シニア層を中心に被害が拡大している“押し買い”トラブルについて報道しました。
不用品の買い取りをうたう業者が家を訪問し、高価な品物を安値で強引に買い取る手口が横行。これに対し、社会学者の古市憲寿さんが被害者の心理を考察していました。
■被害の深刻化とシニア層への影響
国民生活センターは18日、会見を開き注意を呼びかけました。一例として、「相談者の方が『貴金属はない』と言ってきちんと断ったんですけれども、引き下がらないで身につけていた形見の指輪を『外せ』と強く言われたとのことです」と説明。
同センターには昨年度、約8,600件の“押し買い”相談が寄せられ、その8割以上が60歳以上のシニア世代。さらに、7割以上が女性で、特にシニア女性が狙われやすい傾向が読み取れます。
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■突然の訪問で高価な品物が狙われる
最も狙われやすい品物はアクセサリー。突然の訪問で、貴金属を盗まれるケースも報告されています。
例えば、訪問してきた業者に切手帳を2万円で買い取ってもらった後、「貴金属はありませんか?」と聞かれ、ダイヤの指輪などを見せたところ、目を離した隙に持ち去られてしまったというエピソードも紹介されていました。
専門家によれば、現在は金の価格が高騰しており、「安値で買い叩いて利益を得ようとする業者が増えているのでは」と推測されています。
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■「なんでも買い取ります」の危険な罠
要注意のワードは「なんでも買い取ります」というもので、詐欺や悪質な商法に多い手口。司会の谷原章介さんは「壊れた家電を引き取りますよ、とか言って家に入ってきて、どんなものがありますか? と言いつつ、結局は持っていかなくて、他の目当てがあるんじゃないか…」と、ありがちなトラブルを例に挙げました。
スタジオでは、見ず知らずの人を玄関に招き入れる危険性が議論されましたが、古市さんは「でも寂しさに負けちゃうときもあるんじゃないですか?」と、被害者側の立場に立ち、その心境を慮っていました。
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■トラブルを防ぐための心得と相談先
トラブルを避けるための心得として、同番組では「営業トーク『何でも買います』に要注意」、「家に入れない」、「トラブルになったらすぐ相談」という3つのポイントを紹介。相談先は、消費者ホットライン「188」か、警察相談専用電話「#9110」と案内されました。
番組では3つのポイントの頭文字をとって「エイト」と覚えるよう推奨していましたが、古市さんは「今でも別に、エイト? 覚えます? エイトは覚えられても、エイトの先は覚えられないですよ。番組の自己満足です」とぼやいていました。
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(文/Sirabee 編集部・星子)