『虎に翼』桂場が団子ではなく“チョコを食べた理由” 「好き」「愛で繋がっていますね」ファン胸熱
朝ドラ『虎に翼』で大きな判決を下した桂場(松山ケンイチ)がチョコレートを一かけら口に入れる様子に、「ぐっときた」「忘れていなかったんだ」と感慨深げな声も。
伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』にて、桂場(松山ケンイチ)が、大きな判決を下した後に「口にしたもの」が話題に。そこに込められていた桂場の思いが、Xでも反響を呼んでいる。
■引き出しから取り出したのは…
尊属殺の罪に問われた美位子(石橋菜津美)の最高裁判決が下され、桂場は原判決を破棄。尊属殺にかかわる刑法が差別的で違憲であり無効と断言し、美位子に執行猶予付きの判決を言い渡す。
閉廷後、執務室に戻った桂場は机の引き出しから板チョコレートを取り出し、一かけらを割って口に入れ、目を閉じて目元を押さえる。ナレーションでは翌月、桂場が定年退官し、裁判官人生に幕を閉じたことが明かされた。
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■華丸の「団子でしょ?」に大吉が指摘
桂場といえば無類の甘党で、とくに甘味処「竹もと」の団子を愛し、梅子(平岩紙)のあんこ作り修業の際には厳しく味を審査した。しかし、梅子は桂場が最高裁長官に就任後、新装開店した「笹竹」には来ていないと話していた。
この日の『あさイチ』恒例の朝ドラ受けでは、博多華丸が「桂場さん、あそこ最後は団子でしょ? 板チョコて…」と疑問を口にすると、博多大吉が「でも、後ろに掛かっていた絵はずっとチョコやから、最後の最後でチョコを出してきたんじゃないかなと」と指摘。華丸も額を押さえて「失礼しました! 梅子さんのことしか考えてなかった」と苦笑し、「さすが先生」と大吉の指摘に納得していた。
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■象徴的な食べ物
『虎に翼』において、板チョコは象徴的な食べ物として登場。GHQの民法改正担当者で、戦争で親戚を失ったホーナー(ブレイク・クロフォード)が、寅子(伊藤)ら猪爪家に亡き家族を重ね合わせてチョコレートを贈り、それを寅子が花岡(岩田剛典)の子供たちへと分けた。
食管法違反事件を担当し、裁判官の立場から闇物資を拒否した花岡が栄養失調で死去した後、花岡の妻・奈津子(古畑奈和)は、寅子がチョコレートを分けてくれたことに感謝。奈津子が描いたチョコレートを分け合う大人と子供の手の絵を、桂場が購入して裁判所に寄贈した。その絵を多岐川(滝藤賢一)が家裁の壁面に飾ると、司法と人の幸せについて言及していた。