初めて洗濯するカーテン、水の変色がホラー過ぎると話題 プロが語る「汚れの原因」に驚き…

自宅のカーテン洗濯時、水の変色が「凄まじすぎる」と話題に。日本カーテン協会は「カーテンが使用される環境は過酷」と説明する。

2024/09/26 04:45



■洗濯後のシミにゾッとした…

カーテンの詳細について、ポスト投稿主・みなせさんは「中古物件の残置物だったでの、使用期間は不明です。元の家主の方はタバコは吸われていなかったようですが、エアコンの中がかなり汚れていたので、主な汚れは黒カビと思われます」と説明する。

カーテンのその後については「漂白でキレイになれば、買い替えまで1〜2カ月ほど使用する」予定だったのだが…ツリー投稿にあったようにカビが一向に落ちず、下部には目視できるレベルの黒いシミが確認できたため、とても使用できる状態にないと判断。

残念ながら、処分する方針で進めていたという(9月15日の取材時点)。

続いては、日本カーテン協会にこちらのカーテンを確認してもらうことに…。


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■カーテンのプロは「年2、3回の洗濯」を推奨

日本カーテン協会は、ドレープカーテン、レースカーテンなどインテリアファブリックスを企画生産するメーカーの団体。日々、カーテン品質向上のための調査研究を行っている、言わば「カーテンのスペシャリスト」である。

みなせさんの説明、およびカーテンの様子を確認した担当者は「黒い汚水の状況から、今回の要因は商品自体の問題でなく、取り扱いによる現象と思われます。相当長い期間(5年から10年?)、窓に掛けたまま洗濯がされず、主に外からの土ぼこり、花粉などの付着による汚れと推測します」と分析。

カーテンの汚れ

日本カーテン協会曰く、我々が一般的にカーテンを設置する場所は、カーテンの立場から見ると「かなり過酷」な環境であるらしい。

その詳細について、担当者は「特にレースのカーテンは24時間365日、広げられた状態で紫外線と汚れ付着の危険に晒されています」と強調しており、見た目では分からない汚れがカーテンに蓄積されていくのだ。

なお、室内外問わず主なカーテンの汚れとしては果汁、汗、コーヒー、雨水などの「水溶性」のほか、皮脂、ボールペン、たばこ、食用油などの「油性」、加えてほこり、土ぼこり、花粉、垢などが挙げられる。

カーテン洗濯の手順に関し、日本カーテン協会の担当者は「そうした環境にあるため、レースカーテンの大半は、家庭洗濯が簡単にできるウォッシャブル商品です。洗濯方法としては、脱水をし終えたら元のレールに吊るし、そのまま自然乾燥させるのが最適な方法です。その際、水滴で床が濡れないようご注意ください」と、説明してくれた。

洗濯を定期的に行うことで、見た目の美しさに加えて「衛生的な環境」をも作り出せるのだ。

これらを踏まえ、担当者は「洗濯をしないでおくと、レース本来の美しさが失われると同時に、カビや汚れの付着などにより、衛生面にも問題が起きます。さらに、繊維自体の劣化をも進める原因となります」と、注意を喚起する。

それでは、カーテンはどれほどの頻度で洗濯すべきなのだろうか。

担当者からは「カーテンは、服や肌着と同じ繊維で構成されています。汚れが目立たないうちに、定期的に家庭洗濯を行ってください。1年に2〜3回の洗濯をお勧めします。カーテンはお部屋のファッションツールであることを忘れないでください」とのアドバイスが得られた。

今回話題となったカーテンの汚れを「他人事」と感じた人の家のカーテンほど、とんでもない状態になっているかもしれない…?


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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