使い古したボロボロのメガネケース ちょっと良い革製品にしたらQOLが爆上がりした…
ボロボロになったメガネケースを、少し高級な革製品『GORBE』と『ORICE』に変更。予想以上にQOLが爆上がりし、大満足に。
「服を買いに行く服がない」というネットスラングをご存知だろうか。
今回はその派生系とも言える「メガネを修理に行くメガネケースがない」状況を打破し、QOLを爆上げしてくれた逸品を紹介したい。
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■「服を買いに行く服がない」とは?
「服を買いに行く服がない」とは、行動を起こすための状況が整わない悪循環を指したり、やる気のない言い訳として用いられるフレーズ。
「自分磨きのために新しい服を買え」という忠告を受けた際、「服屋はダサい格好で入れるような場所ではない。自分は服屋に入れるような服を持っていないから行けない」という意味での返しとして機能する。
言ってしまえば単なる「自意識過剰」な言い訳であり、勇気を出して服屋に行けば良い話。しかし、我われ人間は多かれ少なかれ「自意識」が存在する生き物である。
記者は先日、この「メガネ版」と呼ぶべき事象に遭遇したのだ。
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■このケース、使い続けるのは恥ずかしい…
記者自身は元々、コンタクトレンズを愛用していた身。
しかし、名画座で鑑賞したスパイ映画の名作『キングスマン』に感銘を受け、その翌日には東京・青山のメガネ店にて、英国ブランドのメガネを速攻で作りに行くハマり具合を見せる。
その後も「大事なものは長く使いたいから」という理由から、計4点のメガネ(いずれも英国ブランド)を作りに行くのめり込み用であった。
しかし、いくら使い分けているとはいえ数年も経てばメガネも傷みだし、経年による変色など気になる箇所も増えてくるものである。
…だが、メガネ以上に劣化が著しい物体が存在したのだ。そう、「メガネケース」である。
中には(ほぼ)支障のないモデルのものもあるが、酷いものだとバッグに入れて持ち運ぶだけで外装が剥け落ちてしまう始末。「メガネケース」という機能性は損なわれていないが、外で人に見られるとなかなか恥ずかしいレベルである。
さて、ここで記者が直面したのが「メガネをメンテナンスに行くケースがない」という局面であった。
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■たまたま買った2ブランド、めちゃくちゃ良かった
さらにジレンマとして存在するのは、「良いメガネを使っているのだから、ケースも良いものを使いたい」というもの。メガケース自体は百円ショップ等で手軽に入手可能だが、やはりある程度の格式は必要に感じられる…。
そこで、Amazonにて「メガネケース」「革」で検索をかけたところ、なかなか良さそうなブランドを2点発見したので、紹介しよう。
まずはイタリアンレザーを使用し、イタリア国旗の3色がデザインされた『GORBE』(ゴルベ)のメガネケース。内部はベルベット素材となっており、衝撃からメガネを守ってくれる。
所有している中でもやや大きめな黒縁メガネを入れたところ、これが見事にジャストフィット。バッグにメガネをしまって移動する際、地味にストレスとなる「メガネがメガネケース内部にぶつかる音」が全く起こらず、相性抜群である。
続いては、イタリア製オリーチェレザーを使用した『ORICE』(オリーチェ)。
こちらもシンプルさと高級感を両立した魅力的なブランドで、見た限りでは『GORBE』とのサイズ感にそう違いはない。
しかし『GORBE』よりほんの僅か(ほとんど誤差のレベル)でコンパクトなようで、『GORBE』に入れて持ち歩いた際、中からカタカタ音を立ててしまうサイズ感のメガネも、『ORICE』にはジャストフィット。
Amazonに表示されたサイズと現物のメガネのサイズを比較する必要はあるが、個人的には、大きめのメガネ=『GORBE』、通常or小さめのメガネ=『ORICE』と使い分けていきたい。
気になる値段は、どちらも6,600円(9月26日時点)。両ブランドともにカラーバリエーションが豊富であるのに加え、無料でイニシャルを入れられるサービスも嬉しいところ。
メガネのケアや新調ももちろん大事だが、メガネケースを「ちょっと良いもの」に新調すると、QOLが思わぬ上昇を見せるので、オススメである。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)