古市憲寿、揺れなしの津波に危機感 「海底火山って観測はできるんですか?」
地震の揺れがない中で発生した津波を受けて、古市憲寿さんが専門家に「大津波のような災害が発生する危険性」について質問しました。
26日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、24日に津波注意報が出された東京・八丈島の漁港で撮影された渦巻く海の映像を公開しました。
震度1以上の揺れが観測されないまま、高さ50cmの津波が八丈島の八重根に到達したという事実を受けて、社会学者の古市憲寿さんが「揺れはなくても津波が来るケース」について専門家に質問しました。
■過去の津波と被害の実例紹介
今回の震源近くに位置する鳥島付近には海底火山があり、これまでも津波を引き起こしています。昨年10月の地震では、八丈島に60cmの津波が押し寄せ、船が転覆するなどの被害が発生しました。
この地震が海底噴火によるものであったことは、海上保安庁の調査で判明しています。さらに18日には、伊豆諸島の須美寿島周辺で海水の色の変化が確認され、翌日には気象庁が噴火警報を発表していました。
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■揺れなしで津波が発生した理由
震度1以上の揺れが観測されていないにもかかわらず津波が発生した理由について、番組では海底火山と津波の関係を深掘りしました。
一昨日のケースでは、午前8時14分頃に八丈島の南180キロの鳥島付近でマグニチュード5.8の地震が観測されたものの、震度では揺れが確認されないままでした。
しかし、午前9時前には八重根に高さ50cmの津波が到達しています。その理由について、須美寿島周辺の海の変色を発表した海上保安庁の情報に基づいて、専門家は「間違いなく海底火山の活動に関連した地震です」と解説しています。
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■海底火山活動の沈静化の可能性も
また、過去の事例を参考にすると、今後この周辺の海底火山活動が沈静化する可能性もあるとのことです。
古市さんは、「一般的に地震予知はほぼ不可能と言われていますが、火山の噴火はある程度予測可能ですよね。でも海底火山の場合、難しい面もあるんですか?」と発言。
専門家は「そうですね。海底火山の場合、観測点を設置できないため、観測そのものが難しいという課題があります」と述べています。
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■大津波が発生するリスクについての質問
古市さんはさらに、「列島周辺にある海底火山で大津波のような災害が発生する危険性はあるんですか?」とも質問。
専門家は「2022年にトンガで大噴火が起き、日本にも津波が到達して大きな被害をもたらしました。同様のことが日本の伊豆諸島の海底火山でも起こる可能性は否定できません」と、今後の「可能性」について言及しています。
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(文/Sirabee 編集部・星子)