渋谷タワレコ、開催イベントの内容がイカれてると話題に 「マニアックすぎる」とネット民驚愕
タワーレコード渋谷店がイベント「エイフェックス・ツイン王 決定戦」を開催決定。世のテクノファンからは「イカレてる」と称賛の声が上がった。
若者の流行の発信地と言えば、やはり渋谷。インターネットやSNS全盛の現代でも、その立ち位置は健在である。
つい先日X上では、タワーレコード(以下、タワレコ)渋谷店の開催するイベントに対し、驚きと称賛の声、そして多数のツッコミが寄せられていたのをご存知だろうか。
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■渋谷のタワレコ、どうした?
ことの発端は、「TOWER VINYL SHIBUYA」Xアカウントが18日に投稿した1件のポスト。
こちらの投稿には、アンビエントミュージックの名盤と名高いAphex Twin(エイフェックス・ツイン)のアルバム『Selected Ambient Works Volume II』(1994年リリース)のアートワークを使用したフライヤーが添えられている。
タワーレコード渋谷 presents
「エイフェックス・ツイン王 決定戦」開催決定!日時:10月3日(木) 20:00〜
場所:渋谷店 6Fイベントスペース
詳細:先行販売&クイズ大会
(クイズ大会参加は事前応募が必要です)
詳細☞https://t.co/EHFqCL4yJh
挑戦者求!栄冠は誰の手に…?🏆 pic.twitter.com/Xmc5fevnwt— TOWER VINYL SHIBUYA (@towervinyl) September 18, 2024
そしてそのイベント名は…「エイフェックス・ツイン王 決定戦」と題されていたのだった。
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■「エイフェックス・ツイン」ってそもそも何だ?
エイフェックス・ツインはテクノ、アンビエント、エレクトロニカ、ドラムンベースなどのジャンルで数々の名曲、名盤を発表してきたアーティスト。
「A」のロゴマークは音楽史上最も有名なシンボルのひとつで、「エイフェックス・ツインは聞いたことないけど、ロゴマークは見たことがある」という人も少なくないだろう。
また、自身の顔写真を使用した悪趣味なジャケ写でも有名。
中でも『…I Care Because You Do』(95年リリース)と『Richard D. James Album』(96年リリース)のジャケで使用された邪悪な笑顔は夢に出てくるレベルで、一度見たら絶対に忘れられない。
試しに我が家の愛犬に近づけてみたところ、ジャケから発せられる邪悪なオーラは動物にも有効なのか、非常に警戒している様子であった。
しかし、ジャケの狂気をそのまま体現した「Come to Daddy」のような楽曲のほか、アートワークの悪趣味さからは信じられない透明感と多幸感を放つ「Xtal」「Flim」のような大名曲も作れてしまうのが、エイフェックス・ツインの最大の魅力。
「テクノ界のモーツァルト」なる異名に恥じない、唯一無二な孤高の存在である。
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■「攻めてて良い」と大ウケ
そんなエイフェックス・ツインにまつわる「エイフェックス・ツイン王 決定戦」なるクイズ大会が、ここ日本で開催されると発表されたのは、全国のテクノファンにとって正に「寝耳に水」。
また、イベント詳細に「※エイフェックス・ツイン本人の出演はございません」という注意書きが添えられているのも非常に味があり、ツッコミどころとなっている。
18日にはXトレンドに「エイフェックス・ツイン王」が浮上し、Xユーザーからは「謎すぎる大会で草」「いくら何でも、ワードが強すぎる」「マニアックなイベントだ…」「そっくりさん選手権かと思ったら、クイズ大会か」「攻めた企画で大変良い」など、驚きと称賛の声が多数寄せられる事態に。
開催日の10月3日(木) まで1週間を切り、現在は既に参加応募は締め切られている状態。世のエイフェックス・ツインマニアらは、粛々とその牙を研いでいることだろう。
「CD不況」が嘆かれる昨今だが、タワレコにはそんなムードを吹き飛ばすべく、今回のようにぶっ飛んだ元気な企画を多数開催してほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
Aphex Twinで一番好きな楽曲は「Xtal」。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)