「新一万円札」をご祝儀に使うのはマナー違反? 「理解できない」「馬鹿馬鹿しい」物議に
渋沢栄一が描かれた新一万円札について、結婚式のご祝儀に用いることが「マナー違反」との話題が。その理由は…。
今年7月より発行されている新紙幣をめぐって、新一万円札を結婚式のご祝儀に用いることが「マナー違反」とする考えがメディアで取り沙汰され、Xでも話題となるなど反響を呼んでいる。
■「日本資本主義の父」
今年7月、20年ぶりとなる新紙幣が発行された。一万円札の肖像画には渋沢栄一、五千円札は津田梅子、千円札には北里柴三郎が描かれている。
一万円札の渋沢は約500社の企業や経済団体の設立に携わり、「日本資本主義の父」とも呼ばれる実業家で、2021年に吉沢亮が主演を務めたNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公としても取り上げられた。
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■3割が「マナー違反だと感じる」?
日本の経済への大きな功績の一方で、渋沢は私生活では、大勢の妻妾との間に17人以上もの子供がいたとのエピソードもあり、「不貞を連想させる」との見方も。
そのため、あるウエディング関連企業が20代~40代の人にアンケートを実施したところ、渋沢栄一の新一万円札を結婚式のご祝儀として用いることについて、約3割が「マナー違反だと感じる」との結果に。
この結果をテレビ番組で取り上げ、「福沢諭吉の旧一万円札を使うのがマナー」などと紹介したことから、Xでも「新一万円札」がトレンド入りする事態となった。