NPBに江本孟紀氏がCS制度の見直しを提言 「わずかなゲームでひっくり返すのは…」
江本孟紀氏がクライマックスシリーズの見直しを提言。「良くなるまで言い続ける」と指摘して…。
■「考えてもらいたい」
クライマックスシリーズで、2位や3位のチームが日本シリーズに進出する可能性があることに江本氏は「1シーズンがんばって調子を維持しながらゴールしたチームに対して、 わずかなゲームでひっくり返すというのはどうかな」と否定的見解。
さらに「瞬間的におもしろいからいいという人もいますけど、やっぱり1年間やった本当の苦労というか、野球は1年をどうやって乗り切っていくかというスポーツでもあるわけですから。そういう意味で、ぜひともおいおい考えてもらいたいなと思います」と見直しを提言した。
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■優勝球団が日本シリーズに出場できないことに不満の声も
クライマックスシリーズはし2007年からスタート。2位、3位チームにも日本シリーズ出場のチャンスが与えられることが最大の特徴で、2010年には千葉ロッテマリーンズがシーズン3位から日本一になった。
一方でリーグ優勝チームが日本シリーズでられないことに不満の声も。2018年と2019年を連覇した埼玉西武ライオンズはクライマックスシリーズでいずれも敗れ、日本シリーズに出場することができず、落胆するファンも多かった。
日程が空きすぎる、10ゲーム以上離された2位でも下剋上が可能になるなど、江本氏のように現行制度の見直しを提言する声も、少なくない。
一方で「短期決戦で真剣勝負を見ることができる」「シーズンのAクラス争いが白熱するため消化ゲームが減る」「野球界が盛り上がる」という肯定的な意見もあり、賛否両論となっている。