Amazonで“売れ筋1位のおでん”って本当に美味しいの? スーパーのおでんと比べたら衝撃の差が…
Amazonで売れ筋1位のおでん『丸善 別鍋仕込おでん』を実食。これは人気が出るわけだ…。
11月も中旬に差し掛かり、肌寒い日も増えてきた。こんな時は温かい「おでん」をつつきたい…ということで、今回はAmazonの売れ筋ランキングで1位(11月10日時点)の『丸善 別鍋仕込おでん(1,000g)』が、本当に美味しいのか検証していくことに。
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■人気おでんの特徴
Amazonのおでんカテゴリーにおいて、売れ筋ランキング1位の『丸善 別鍋仕込おでん(1,000g)』。レビュー352件に対し星4.0と、評価もなかなかいい商品だ。
具材としては、野菜種(玉子・大根・昆布・こんにゃく)と練り種(ちくわ・ウインナー巻・鶏つくね)が各2個ずつ入っていて、価格は933円(11月10日時点)となる。
商品名に“別鍋仕込おでん”とあるように、野菜種と練り種を異なる鍋で火加減や味加減をそれぞれ調整しつつ仕込んでいるのが最大の特徴。
すでにそれぞれの具材が煮込まれているため、 添付の鰹だしを加えて「再加熱するだけで食べられる」というのも、嬉しいポイントだろう。
そして、今回は味の比較として近所のスーパーで購入した600円弱のおでんセットを用意。具材の種類、価格ではすでにこちらに軍配が上がっているが、果たしてどうなるのか…。
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■調理が楽なのがありがたい
『丸善 別鍋仕込おでん』は湯煎か鍋での加熱で食べることができ、今回は簡単な鍋での加熱をチョイス。
スーパーのおでんも同時に調理していくが、こちらは具材が煮込まれていないため、スープを水で薄め、一度沸かしてから具材を投入、15分から20分程度煮る…という工程が必要であった。
本来は特に面倒な作業ではないが、煮込みが完了している商品と比較すると手間に感じてしまう。
そうこう言っている間に、『丸善 別鍋仕込おでん』が完成。準備の楽さという点ではこちらが圧勝か。それでは早速食べていくことに。
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■めちゃくちゃ美味いじゃん!
10分もかからず完成した『丸善 別鍋仕込おでん』がこちら。バリエーション豊かな具材が印象的で、1人で食べても数人で分けて食べてもいい感じ。
はじめに大根を食べようとしたところ、箸がすっと通って驚いた。しっかりと内部にまで出汁が染みていて、かといって煮崩れもしていない絶妙なラインだ。
食べるとじゅわ~と出汁が溢れ出し、これがめちゃくちゃ美味い! 別添えだったかつお出汁が効いているのか、出汁が圧倒的に深い味わいでこれがなんともたまらない。これは、出汁だけで酒が飲めてしまうぜ。
たまごやこんにゃく、竹輪などもおいしいのだが、個人的にはウィンナー巻と鶏つくねの美味しさに驚いた。肉系の種は煮込みすぎて、旨味が汁に出てしまうことも多い中、これはしっかりと肉の旨味が残っていて食べ応え抜群であった。
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■こっちも美味しいけど…
その後、スーパーのおでんの調理が完了し食べてみたところ…こちらも当然美味しい。しかし、『丸善 別鍋仕込おでん』とは2段階くらいレベルの差があるように感じた。
ここは個人の好みも大きいかもしれないが、出汁の味わいの深さが圧倒的に異なり、スーパーのものは自分で作ったときと同じようなあっさりとした軽さがあるのだ。
また、今回は20分程度煮込んだのだが、それでも出汁の染み込みが浅く、具材と出汁の一体感がいまいちといった印象を受けた。ほかにも、具材は多いもののほとんどが練り種であるため、緩急がつかないのも地味に気になったかも。
実際に食べてみて『丸善 別鍋仕込おでん(1,000g)』が、なぜ人気なのかがわかった気がする。これからの時期にぴったりであるのは間違いないため、気になった人は試してみては。
Source:Amazon.co.jp
商品のデザインや仕様、価格、パッケージなどは執筆当時のものです。変更されている場合がございます。
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■執筆者プロフィール
木根大心:『Sirabee』編集部記者。
インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているがあまり年々丸くなっているのが悩み。
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(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心)