『海ダイ』百合子と朝子の“確執の原因”は1945年8月の悲劇 反戦への強いメッセージ「覚悟を感じた」
『海に眠るダイヤモンド』4話では、1945年8月9日に長崎で起きた出来事が描かれる。百合子が朝子に“冷たい態度”をとる悲しい理由が明らかに…。
■本作のテーマは…
これまでは複雑で淡い恋愛模様を中心に描いてきた本作だが、今回で「戦争」「被爆」を取り扱う「反戦」をテーマとした作品だと強調された。
鉄平の2人の姉、兄を戦争で失った父・一平(國村隼)は後悔し続けており、賢将の父・辰雄(沢村一樹)に対し「あいつの子供は戦争で1人も死ななかった」と行き場のない怒りを漂わせる。若くして亡くなった姉・兄を思い出した鉄平は「俺25歳になったよ」とつぶやく。
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■反戦ドラマとして反響
母の死をきっかけに気持ちを整理、朝子に謝罪し関係を修復した百合子。戦争を受け入れ子供達を失った一平、徴兵され戦争を体験した進平。戦争の悲劇と残された家族の苦悩、それらを乗り越えるべく前を向く端島の人々の姿をまっすぐに描いた今回。
視聴者からは「民放の連続ドラマで、日本の忘れてはいけない歴史と反戦へのメッセージを描く、製作陣の覚悟を感じた回だった」「今日の4話とんでもない覚悟で作られた反戦ドラマだった。土屋太鳳ちゃんの熱演を涙を拭きながら堪能した。戦争は大人の罪、偉い人は戦争で子供を亡くさない、被爆者の戦争は終わらない、神様も仏様も何もしない、罪を犯すのも奇跡を起こすのも人間。野木さんの台詞の迫力たるや」といった感想が寄せられている。