東京・蒲田に現れた指名手配、とんでもない内容に目を疑う 「ガチで何者だよ」と話題に…

東京・蒲田で発見された指名手配ポスター。その内容に対して「ただの良いやつ」と、ツッコミが相次いでいる。

2024/12/04 04:45



■それにしても関係者、ノリノリである

ポスト投稿主・マナリスさんに尋ねたところ、こちらのポスターは蒲田にある銭湯「改正湯」で発見したものと判明。

発見時の感想について、マナリスさんは「また怖い人出たのかな、世の中物騒だな…と思いつつよく見たら、良い人すぎて笑いました。早く見つかってほしいです」と、振り返っていた。

じつは11月26日(いい風呂の日)から12月8日にかけて、同銭湯では「脳汁銭湯」なるイベントを開催中。話題のポスターは、その一環だったのだ。

「脳汁銭湯」を運営するマルハンの担当者は、「今回の脳汁銭湯では、様々な形で脳汁を出す演出を施しています」「その一つとして、銭湯内にある『異変』を探し、発見することで思わず脳汁が出る『ミッション』を設けています。この『異変』もたくさん仕込んでおり、その中の一つが当該の『よく見たら善人』のポスターです」と説明する。

続けて「よく見かける、あるあるな指名手配のポスターをモチーフに、よくよく読むと『めちゃいい人じゃん!』と思わず言ってしまうポスターを考えました」「また、犯人ならぬ善人の特徴や、電話番号が『03-001-1010(お礼 銭湯)』になっているなど、細部までこだわりました」とも補足していた。

件の指名手配風ポスターが大いにバズった件については「ここまで話題になるとは思っていなかったので、反響の大きさに驚いています」と、笑顔でコメント。

なお、写真に写った人物は「AIにより生成されたもの」とのことなので、肖像権を心配していた人は安心してほしい。


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■そもそも「脳汁銭湯」とは…?

それにしても「脳汁銭湯」とは、一度聞いたら忘れられない、とんでもない名前である。一方で「蒲田なら、まあ普通か」と、納得してしまう自分がいるのも否定できない。

イベントの詳細について、担当者は「マルハン東日本カンパニーが企画した『ヲトナ基地プロジェクト』の第2弾『イキすぎた光と狂気のNEW浴体験』が楽しめる脳汁銭湯です」「普通の『癒し』のイメージが強い銭湯を、あえて非日常的で脳を刺激する空間に生まれ変わらせました」と、あふれ出る脳汁を隠す気がない、ぶっ飛んだ説明をしてくれた。

脳汁銭湯

その魅力については「入口に入った瞬間からお帰りになるまで、ずっと脳が刺激され続けるような特別なお時間をお楽しみください」と語っており、好奇心が大いに刺激されるというもの。

構想から実現まで、半年以上の準備期間があったという今回のイベント。次回のコンテンツやスケジュールは現時点では「未定」とのことだが、「また世の中の皆様にお楽しみ頂けるようなイベントを企画してまいります」と、期待が持てるコメントも得られた。

今回の「脳汁銭湯」は8日(日)までの開催なので、興味がある人はぜひ足を運んでみてほしい。

※6日(金)は定休日


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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