掛布雅之氏、NPB11球団にFA宣言した原口文仁の獲得を要望 「絶対損はしない」
FA宣言後、獲得球団が出ていないと見られる原口文仁。掛布雅之氏が心配して…。
元阪神タイガースの掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で、FA宣言をしたものの、現在のところ獲得球団が決まっていない原口文仁選手について語った。
■原口選手を心配
掛布氏がFA情報をトークした今回の動画。大山悠輔選手の残留について「阪神の打線のバランスを考えてもめちゃくちゃ大きい」と喜ぶ。
一方で「気になるのが原口です」と現在獲得球団が出ていないと見られる原口選手に言及。「西武さんといろいろあったと思うんだけど、FA撤退したんでしょ? そこらへんがわからないよね」と埼玉西武ライオンズと、なんらかの交渉があったのではないかという見方を示した。
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■「絶対損はしない」
原口選手の能力を「1年間準レギュラー的に100試合前後使っても、数字を残せるバッティングの技術と、体の強さというのは持ってると思うんだよね」と高く評価する。
続けて「1打席だけで評価されてますけども、4打席立ったとしても、もっと粘り強さみたいな良さが出てくると思う。僕は2軍監督時代から知ってますから。彼はちゃんと向き合って野球に取り組む選手」とコメント。
そのうえで「獲得に名乗りを上げてくれる球団が出てほしいんですよ。 絶対損はしないと思います。マイナスになることはない」と阪神以外の11球団に訴えていた。
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■出場機会を求めてFA宣言
原口選手は近年代打としての出場が中心。切り札としてチャンスで打席に立ち、勝負強い打撃でチームに貢献した。また、今季は不振の大山選手に代わり4番に入った試合もあった。
今シーズン終了後、出場機会を求めてFA宣言。同選手が埼玉県大里郡寄居町出身であることや、長打力不足が課題となっている事情などから、西武が獲得に名乗りを上げると見られていたが、一部メディアによると、FA戦線から完全に撤退したと報じられている。
阪神は残留に向け条件を提示している模様で、このまま獲得球団がない場合は、来年もタイガースにユニフォームを着る可能性が高い。