『おむすび』で『虎に翼』でも視聴者を泣かせた“あの演出”が登場 「朝ドラ恒例」「夢枕かと思ったら…」
朝ドラ『おむすび』で、渡辺(緒形直人)の深い孤独と悲しみがうかがえる場面に視聴者も涙。朝ドラではおなじみの演出も話題に…。
橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』で、歩(仲里依紗)の亡き親友・真紀(大島美優)の父・渡辺孝雄(緒形直人)が“幻”を見る場面が。その演技が、Xで視聴者の反響を呼んでいる。
■泥酔した渡辺の前に…
震災で真紀を失って以来、周囲を拒絶して孤独のなかで生きている渡辺。泥酔して帰宅し、店に飾っていた真紀の写真を抱き締めていると、「またお酒飲んどん?」と声が聞こえる。
渡辺が目をやると、そこには笑顔の真紀の姿が。「もう、飲み過ぎたらあかんやん」とたしなめる真紀に、渡辺は思わずその手を取って涙をこぼす。しかし、そこにいたのは真紀ではなく歩で、我に返った渡辺は「もうやめてくれ。あんたを見ると真紀を思い出す」と言葉を絞り出す。
後日、聖人(北村有起哉)が渡辺を訪ね、震災前には猛反対していたはずのアーケード設置に協力したことについて話を聞くが、渡辺はそれが生前の真紀の願いを叶えるための行動だったことを打ち明けた。
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■「イマジナリー」が話題に
「亡き人物が幻となって表れる」「夢枕に立つ」というシーンは、朝ドラではおなじみの演出として知られている。前作『虎に翼』でも、寅子(伊藤沙莉)の亡き夫・優三(仲野太賀)の幻が現れる場面が「イマジナリー優三さん」として話題に。
また、現在再放送中の『カムカムエヴリバディ』でも、初代主人公の安子(上白石萌音)の父・金太(甲本雅裕)が、戦地に行ったまま帰ってこない息子の幻や、家族団らんの幻を見ながら息を引き取るという場面もあった。