約9割が、応募をためらう“求人の特徴” 「危険だと思っています」
「短期間で高収入」など書いている求人を見て、どのように捉える人が多いのだろうか。
「短期間で高収入」という甘い言葉で誘う求人情報は、一見、魅力的に見えるだろう。しかし闇バイトや詐欺の場合も多いために、そのような求人は避ける人が大半のようだ。
■約9割「高収入の求人があったら…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女582名を対象に、「短期間で高収入を得られる求人情報を見つけたらどう感じるか」調査を実施した。
その結果「怪しいので応募しない」と答えた人は87.8%、「応募するかもしれない」は12.2%だった。
大多数の人はこうした求人情報を怪しいと認識し、慎重な対応をとっていることがわかる。
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■ 怪しい求人は見抜ける
求人をきちんと読めば闇バイトは見抜けると考える30代男性は、「闇バイトと呼ばれる求人は、文面をしっかり見れば怪しいとわかるものばかりです。仕事内容が具体的に書かれていなかったり、やけに高い報酬を謳っていたりするものは、絶対に危険だと思っています」と話す。
応募する人の心配もしていて、「応募する人はどうして、その危険性に気づかないのか不思議でなりません。きっとお金に困っていると、情報を精査する力もなくなってくるのでしょうね。ただこんなことで人生を棒に振るのももったいないので、騙されないでほしいと思ってしまいます」と続けた。
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■応募を考えた経験
お金に困っていたときに高収入の求人に応募しようか迷った20代男性は、「大学のときに、やたらとお金に困っていた時期がありました。そこでアルバイトを増やしたいと思っていたときに『短期間で高収入』と書かれた求人をSNSで見つけたんです。すぐにお金が欲しいと思っていたので、僕は応募してしまおうかと悩みました」と当時を振り返る。
しかし友達が止めてくれたようで、「でも詳細をよく見ると仕事内容が曖昧で、怪しいとも感じたんです。そのために友達に相談したら『絶対やめたほうがいい』と言われたので、応募はしませんでした。今考えると、友達が止めてくれてよかったと思っています」と感謝していた。
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■ 情報を見極める力の重要性
Xでは警察が、「SNS上で『高額』『即日即金』『ホワイト案件』等と書かれた甘い誘いのある求人には応募しないでください」や「甘い言葉に乗って応募することは絶対にやめましょう」などの警告をする投稿もあった。
さらには、「荷物の仕分けで月収50万越えの求人があったから応募をしてみたんだけど、闇バイトの気配がプンプンしたから辞めたことある」と途中で疑って辞めた人もいるようだ。
経済的な状況や情報リテラシーの差が、判断に影響を与えているのもあるだろう。短期間で高収入を謳う求人情報に惑わされないためには求人の信頼性を確認し、不審な点があれば即座に距離を取ることが重要になってきそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女582名