アプリで出会った男性は「アメリカ行こうと思って…」 何者でもない彼からのいらない“アドバイス”にイラッ

マッチングアプリにハマっていたモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

2024/12/07 18:00


小出真保

ものまね芸人こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。

「よくよく考えてみたら、すごく歳が離れていました、ごめんなさい。幸せをお祈りしております」と67歳からのLINE。罪悪感に襲われた私は、マッチングアプリのスタイルを変える! 人を大切にする! そう決意したのもつかの間、フワフワした夢を追う青年を見てちょっとイライラしてしまうのです…。

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■職業「その他」

マッチングアプリで”芸人”だとカミングアウトすると、ミーハーお笑い好き男が「俺も面白いんだ!」 とアピールしてきて面倒くさいことも多々ありますが、とても素敵な言葉をいただけることのほうが多いです。「憧れます、かっこいいです」「僕もやりたかったけど勇気がなくて、なので尊敬します」と。

すごい人がいっぱいいる芸能界ですが、認めてくれる人がこんなにもいると大失恋からまだ傷が癒えていない私は、大袈裟だけど「生きててよかったな」なんて思います。なかには「出会えたことに感謝」なんて言ってくれる人もいて、少し胡散臭いのに、泣けてくることもあります。

そんななか、1人の青年とマッチングアプリDでマッチング。可愛らしい童顔系で少し年下。プロフィールの職業は「その他」と、なっていました。以前、その他と書いてあった彼がいて聞いてみるとコンサルと言っていたのに嘘で、さらに芸人志望だったということがあったため、要注意だったのですが、まさかの連続。

このアプリはお店を指定してくれる。広尾の焼き鳥屋さんでランチ。いつも美味しく、しかもちょっと高級な感じのお店が多いため、デートは楽しい。しっかりと挨拶しながら、彼は登場しました。写真通りの見た目で悪い感じしないのですが、服装が…なんだかすごく大学生っぽい。幼い。まあ、私も若作りな服装もするし、そこは目を瞑ることにしました。


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■アメリカ?

いつものごとく、仕事の話になりました。いつ芸人であるとカミングアウトしようかなぁと思っていると「仕事は今してないんすよね」。え、無職? 「なんか、やっぱ自分のやりたいことをやろうって」「一度きりの人生だし、やっぱチャレンジかなって」「まあ、まだまだ可能性は無限大だし」。

その肝心のやりたいことをハッキリ言わないこの感じ。思い出したのは、彼のプロフィールの職業「その他」イヤな予感しかしません。

「アメリカ、行きたくて」。アメリカなんて私も行きたいけど。それは旅行で? と聞くと「いや、だからチャレンジですね、ブロードウェイとかも見たいし」。それは旅行のプランだよね? と確認したいのですが、どうやら絶対に違いそうです。

「オーディションとかも受けてみたいし」と、目をキリッとさせて話す彼。ああ、やっぱりそっちかー。「オーディションって、なんのですか?」と聞くと、「まあ、いろいろですね、役者とか」。

私は「アメリカズゴットタレントなら知ってるーっ」と笑顔でいなきゃと会話をしていましたが、もう引きつっていたと思います。


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■どっち?

私も夢を追っている身。人のことを小バカにしてはいけません。ですがこの彼、やりたいことはあるけどそれがハッキリとなにかはわかってはいないという感じなんだろうなぁと。それが悪いとは全く思いませんが真剣にお付き合いとなると…私、40代だしなぁ。そもそもプロフィールにそれを書いてほしかったんだけど…。

「もしくは」と、彼は続けました。「声優になりたくて」。ん? アメリカ? 声優? どっち? 一応、同じ芸能をやる身として自分の話をここですることにしました。私は芸人とカミングアウトすると、驚きながら喜んでくれたように見えました。

ナレーションのお仕事もしたことがあるとも伝えましたが、これが余計だったのかもしれません。私のほうがあなたより経験してますという風に伝わったのだろうか、ここから頼んでもいないアドバイスタイムが始まりました。

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■いらないアドバイス
女性婚活ものまね芸人マッチングアプリこいでまほ
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