『ライオンの隠れ家』9話 ライオンとの日々で起きた変化に注目集まる
兄弟の絆に感動! 当たり前のようだけど大きな変化が話題に。
6日放送のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)9話「ライオンを助けたい!」。身を潜めていたペンションから消えた親子は、どこへ行ったのか…。2人を助けるために立ち向かった洸人のある姿に、多くのコメントが寄せられているようです(ネタバレを含みます)。
■母の覚悟
洸人(柳楽優弥)がペンションに戻ると、荒らされた部屋が残され、愛生(尾野真千子)と愁人(佐藤大空)がいなくなっていました。2人が柚留木(岡山天音)とも合流していないことを知った洸人は、美路人(坂東龍汰)とともに急いでペンションを後に。その足で、橘家を訪ねましたが誰もおらず、親子の行方はそのままわからなくなってしまいます。
じつはこの時、愛生たちは再会した夫・祥吾(向井理)と出掛けていて橘家には戻っていなかったのです。ペンションにやってきた樺島に、「祥吾が離婚の手続きをしたいので一度戻ってきてほしいと言っている」と聞かされ、連れてこられた愛生と愁人。
久しぶりに会った祥吾は、暴力を振るっていた頃とは別人のようで、これまでのことについての謝罪も…。最後に家族で過ごす時間がほしいという祥吾の願いを聞き入れた愛生は、離婚届を出すまでの間だけ橘家で過ごそうと決めたのでした。
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■2人を助けに行くも…
愛生からのSOSに気付いた柚留木からの連絡で、洸人は橘家へ。計画は祥吾が不在の間に行う予定でしたが、講演会を欠席していたために鉢合わせ。2人を返してほしいことを伝えましたが、「何の覚悟があって言ってるんですか?」という言葉をぶつけられ、何も言い返せず帰るほかありませんでした。
経済力のある自分のもとで暮らすのが愁人のためと言った祥吾と、自身が重なった洸人。ふとした瞬間に、自分も美路人のためと言いながら、彼の自由を奪ってきたのではないかと思うことがあったのです。
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■「ごめん」と泣いた洸人
親子を助けられなかった無力さ、そして2人を待っている美路人への申し訳なさに、洸人はついに泣いてしまいました。「ダメなお兄ちゃんでごめん」、と。両親が亡くなった時にも涙を見せなかった洸人のこの姿が、SNSでは話題に。
「みっくん成長したなって目が行きがちだけど、間違いなくライオンと過ごした日々でひろとも成長してるんだね、感情を表に出すことができて、寄り添いあってより強くなっていってる」「今まで何があっても泣かなかったお兄ちゃんが泣いてしまって、私ももらい泣きしてしまった」「洸人、みっくんの前で泣けてよかった 神回」「ひろとがこんなに泣いているの初めてじゃない?みっくんが深呼吸ですって優しく声かけしてるのもいつもお兄ちゃんを見ているからなんだよ、ひろとはダメなお兄ちゃんなんかじゃないよ! 」
泣くことができるようになったのは、小森家の”大人”として生きてきた洸人が、これまで以上に美路人に信頼を寄せるようになった証拠なのかもしれません。9話まで兄弟を見守ってきた視聴者にとって、とても印象的な場面となったようでした。
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(文/Sirabee 編集部・福野 エリカ)