警視庁が注意喚起、じつは使用期限がある“アレ” 未使用でも火災に繋がるケースも…「使わないと!!!」
警視庁警備部災害対策課が、あまり知られていない「意外な使用期限」について注意喚起。災害用に備蓄している人も多いが…。
■メーカーが注意喚起
コンロやボンベを製造販売する岩谷産業の公式サイトによると、ボンベは使用期限を超えた古いもの以外にも、缶に変形やゆがみが生じているもの、先端部や全体にサビが出ているものはガス漏れなどの事故につながるため使用しないよう注意喚起している。
ガスが入ったままのボンベを廃棄すると、収集車や処理場での事故の危険があるため、必ずガスを抜いて処理する必要がある。
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■ガス抜きの処理方法
屋外で風通しがよく、周囲に火の気がない場所で、ボンベのキャップを取って先端部を下向きにしてコンクリートなどの硬いところに押し付けると、液状のガスが気化して抜けていく。
ガスを出し切ったら缶を振り、「シャカシャカ」と音がしなければ空になっている。音がする場合には、空になるまで出す。ガスを出し切った後は、住んでいる自治体のルールに従って廃棄する。
中身が入ったボンベに穴を開けるとガスが噴出して止められないため危険だ。屋外であっても、「ベランダなど囲まれた場所は排出したガスがこもりやすいため大変危険です。ベランダでの作業は、絶対におやめください」と呼びかけている。
なお、同社ではボンベを普段から使いながら備蓄する「ローリングストック」を推奨している。