ふるさと納税でもらえる『ゲーミングPC』がお得すぎる 岡山県奈義町はとくにオススメ
ふるさと納税でゲーミングPCがもらえるって知ってた?
自分が応援したい自治体に寄付すると返礼品がもらえる「ふるさと納税」は、所得税や住民税の控除もあることから、多くの人が利用する人気の制度だ。
ふるさと納税というと食品や自治体の特産品が返礼品のメインというイメージかもしれないが、寄付する金額によっては意外なものがもらえることも。
画像をもっと見る
■ゲーミングPCがもらえる自治体は意外と多い
意外なものの例として、例えば『ゲーミングPC』がある。えっ、ゲーミングPCまでもらえるの!? と思うかもしれないが、神奈川県綾瀬市はドスパラで有名な株式会社サードウェーブ、島根県出雲市はパソコン工房で知られる株式会社ユニットコムの工場があり、各社のゲーミングPCを返礼品として用意している。
しかし、返礼品は「寄付金額に対する返礼品の金額の割合は3割以下」というルールに当てはめて実売価格と比較すると、ちょっと割高なものが残念ながらほとんどなのが実情である。しかし、そんな中で極めてお得な価格でゲーミングPCの返礼品があるのが、岡山県奈義町だ。
関連記事:能登半島地震の被災地へ「ふるさと納税」 7割が「したい」と検討
■お得なゲーミングPCを発見
岡山県奈義町でゲーミングPCの返礼品を提供している事業者は、地元のPCショップ『西村パソコン販売』。設定している寄付金額は60万円、80万円、100万円の3種。
もっとも高額な100万円だとCPU i9またはRyzen9、グラフィックボードはRTX4070super、メモリ DDR5-6000 32GB、NVMe SSD Gen4 2TBという最新のPCゲームを高画質で楽しめる設定で、実売価格と照らし合わせてもお得といえる設定になっている。
実際に西村パソコン販売に話を聞いてみると、実際に100万円で寄付があった際に送ったパソコンの実物や構成について見せてもらうことができたので、ご紹介しよう。
関連記事:能登半島地震の被災地へ「ふるさと納税」 7割が「したい」と検討
■実際に送ったPCを見せてもらう
こちらが実際に送った際のスペック表だが、楽天ふるさと納税に記載されていたスペックと間違いなく同等のもの。
また、返礼品のページには「中古」と書かれていたのだがそれはページを管理する業者の間違いで、実際には店長が厳選した新品のパーツを仕入れて組み立てるため、中古ではなく新品が届くのだという。
さらに組み立てだけでなく動作確認も店長自らが行うので、届いてから不具合が起きるという可能性も大量に生産するメーカーよりも低いと思われる。これだけ至れり尽くせりで大手よりも安価に寄付金額を設定できるのは、良心的と言っていいだろう。
関連記事:能登半島地震の被災地へ「ふるさと納税」 7割が「したい」と検討
■プロの評価は…?
実際にこのゲーミングPCの構成について、ギズモード・ジャパン編集長代理・金本太郎さんにコメントをいただいたところ
「このパーツ構成で組み立て済みでしたら、ほぼ市場のBTO PCと同じ価格帯(30万円程度)だと思います。ゲーム用途でしたら、いまあるどんなゲームタイトルでもQWHDで快適にプレイできますね。他のふるさと納税と比べた場合、CPUもGPUもリストでいただいたPCのほうが1ランク上。比べるとお得感はけっこうあります。」
となかなかの評価。ゲーミングPCだけでなく、PCやガジェット全般に詳しい方から見てもお得なマシンが届くようだ。
ただ、寄付金額が最低60万円からなので年収が高い人向けなのは間違いない。まずは自分がどれぐらいの金額を寄付できるかチェックしてから、ぜひ見てみるといいだろう。
・合わせて読みたい→能登半島地震の被災地へ「ふるさと納税」 7割が「したい」と検討
(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)