【難読漢字クイズ】「頻りに」の正しい読み方は? 約2割が「たよりに」と勘違い…
約4割が間違えた「頻りに」。正しく読めますか?
日常的に使ったり聞いたりする言葉でも、漢字にすると意外と読めないことも…。あなたは「むやみやたらに」「ひっきりなしに」といった意味で使われることが多い「頻りに」を正しく読むことはできますか?
■「頻りに」って何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女672名を対象に「頻りに」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「たよりに」と読むと答えた人が全体で24.5%。続いて、「みだりに」と読むと思うと回答した人が13.2%でした。
ちなみに、「たより」を漢字で表現すると「頼り」「便り」。「頼り」は、部首が同じ「頁 (おおがい)」のため、読みかたを勘違いしてしまった人がいるかもしれませんね。
また、「みだり」を漢字で表現すると、「乱り」「妄り」「猥り」「濫り」「漫り」などがあります。
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■正しくは「しきりに」
なお、「頻りに」の正しい読みかたは「しきりに」。編集部の調査では全体で62.2%の人が正しい読みかたを回答していました。
また、「頻」という漢字は音読みで「ヒン」と読み、「頻出(ひんしゅつ)」「頻度(ひんど)」「頻発(ひんぱつ)」などの言葉があります。
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■「頻り」の意味は…
「頻り」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)では、以下のように記載されています。
① 同じことが何度も引き続き起こるさま。ひっきりなし。
例:「警笛が頻りに鳴る」「問い合わせが頻りだ」
②程度・度合いが著しいさま。むやみ。やたら。
例:「頻りに故郷を懐かしむ」「雨が降ること頻りだ」
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■「しきり」は「しきる」から
「しきり」という言葉は、「続いて起こる」という意味の「頻る(しきる)」が変化したもの。
「しきる」と言われるとあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、「雨が降りしきる」という形なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
知らなかった人は、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
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(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ)
調査対象:全国10代~60代の男女672名