ウエストランド井口浩之「絶望なんすよね」 『M−1』敗戦していた頃の“苦悩”明かす
ウエストランド・井口浩之が、『M−1』敗戦時を回顧。とろサーモン・久保田かずのぶと「まさに思ってました」ということを語った。
お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之が17日、バラエティ番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日系)に出演。漫才師日本一決定戦『M−1グランプリ』で敗戦していた頃を回顧した。
■準決勝止まりの芸人から本音
この日の放送には、お笑いコンビ・囲碁将棋の文田大介と根建太一がVTR出演。同大会をめぐる想いをつづった文章が読み上げられた。
囲碁将棋は2008年から8回出場したが、最高成績は「準決勝進出」で、1度も決勝戦の舞台に立てなかった。
文田は準決勝で大ウケしたにも関わらず落ちたことがあったと伝え、「自分たちよりウケてなかったと思ったコンビが決勝に進出するのを楽屋のモニター越しに睨んだ」と当時を振り返りつつ、「俺らみたいな無名みたいなやつが出るから面白えんだろ」「(受かった芸人は)テレビで人気あるだけだろ」と思っていたことを明かした。
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■久保田「身にしみて分かる」
MCの井口ととろサーモンの久保田かずのぶはどちらも『M−1』チャンピオンだが、何度も敗北した経験がある。とろサーモンは敗者復活戦で10大会連続敗退しており、文田の文章を見た久保田は「身にしみて分かる」と話す。
テレビで人気の芸人が通過していると感じることに共感し、「今ようやく変わってきたけど、テレビ出てるやつが出たら軽いボケでも『中』か『大』ぐらいのウケ方してた」と回顧。
ウケやすい状態だったため、「あれが癪に障るんすよ、こっちの」と当時の心境を語った。
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■井口「絶望なんすよね」
井口は「無名みたいなやつが出るから面白えんだろ」という文田の言葉に触れ、「まさに思ってましたよね」と言い、久保田も膝を叩いて「思ってたよ」と反応。
井口は「これなんすよ。『勇気ねぇのかよ!』とか、予選の審査してる人とかに(思っていた)」と、敗退したときの心境を吐露。
「今思えば、実力足りてないとかもありましたけど」と分析しつつ、「(負けたら)絶望なんすよね。こっからもう1年同じことやんなきゃいけないんだって。誰よりも頑張った1年過ごしたはずなのに、『またか』っていう」と苦悩があったことを話した。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)