『ライオンの隠れ家』最終話 「言葉にしないと伝わらない」で改めて動き出したそれぞれの人生 離れていても“隠れ家”があるから…
絆が作り出した新しい未来! 心揺さぶる結末に感動の声が届いています。
20日放送のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)最終話「僕たちの新しい始まり」。家に帰ってこなかった洸人が考えていたことと、美路人が知らなかった兄の気持ち。すれ違ってしまった兄弟が選んだ答えが今、反響を呼んでいます(ネタバレを含みます)。
■不在の間に…
ある夜、家に帰らなかった洸人(柳楽優弥)は、さまざまなことを考えるうちに中退した大学の前に来ていました。子供の頃から、自分の行動の理由に美路人がいた洸人。美路人のために諦めなければいけなかったことも多く、いつの間にか自分で選択をすることができなくなっていたのでした。
その頃、美路人(坂東龍汰)は一人で不安と闘っていました。兄がいなくなったのは自分のことが面倒になったからなのではないか…と。
やがて、洸人は何事もなかったかのように小森家に帰宅します。家にいなかった間に美路人と自分の将来について考えたことを愛生に話した洸人。すると、愛生からは美路人が洸人の家出の理由が自分にあるのではないかと悩んでいたと聞かされます。困惑する洸人に愛生は、言葉にしないと伝わらない、と話しました。
後日、同僚が開催したパーティーで急遽スピーチすることになった洸人は、美路人への今の思いを語ります。美路人がいたことで困難を乗り越えられたこと、心から尊敬していること、そしてありがとうの言葉…。
同じ家で長い時間を過ごしてきたのに、伝えていなかった言葉の数々。兄の素直な気持ちを聞いた美路人は…。
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■ウミネコで完成した絵
それから、洸人たちは画材を持って海に向かいました。美路人は完成したはずの絵にさらに描き足し、洸人にも筆を渡します。愁人(佐藤大空)も加わって3人で仕上げたそれは、絵の枠からウミネコがはみ出していて描き足す前よりも生き生きとして見えました。洸人はこの時、大学進学を決意し、さらにそんな洸人を見た美路人はアートグループホームで暮らすことを決めます。
今回のことで、どこへ行っても何をしていても家族という”隠れ家”があることに兄弟は気付いたのかもしれません。
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■それぞれの道へ
春。大学に合格した洸人は東京へ、美路人はグループホームへ、そして愁人は小学校へ。過去に愛生が残した「あとはよろしく」という言葉を、今度は洸人が笑顔で口にして、それぞれが新たな一歩を踏み出しました。
この心温まるハッピーエンドに、SNSは大盛り上がり!「洸人が『あとはよろしく』と言える側になったんだね…離れていてもずっとみんな同じプライドの仲間!泣」「1人置き去りにされて泣いてた路線バスで、1人ずつ自分の意思で選んだ別の道へ別れてくのね…全部繋がってて素敵なドラマだった!」「最高の大団円」「これからチャレンジなのがいいよね まだ二人とも大成はしてない でも洸人が明るい色の服きて、ライオンの背中みて、ヨシって言えたの凄いよかったよ ちゃんと自分の足で、言葉で、自分の道見つけたのもよかった いつの時代にも通用するドラマだった気がする」
一人では難しいことも信じ合える誰かがいれば頑張れるし、帰る場所があるからチャレンジもできる。洸人たちのライオンとの日々は、私たちに自分の幸せを見つめ直すきっかけをくれたのかもしれません。あなたにとっての”隠れ家”はどこでしょうか?
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(文/Sirabee 編集部・福野 エリカ)