『海ダイ』本当の「ダイヤモンド」とは… 鉄平が端島と自宅に残した“朝子への想い”に大号泣 

『海に眠るダイヤモンド』最終話でついに鉄平の足取りが判明。朝子を想い続けた彼が「残したモノ」が明かされ、視聴者の涙腺を刺激した。

2024/12/23 17:00



■その後の鉄平達は…

端島、朝子に迷惑をかけないよう連絡を絶った鉄平達。リナと誠は母・ハル(中嶋朋子)と生活し、鉄平は追手から逃げるよう各地を転々とする日々を送る。

何度も朝子に手紙を綴り届けようとしたが、そのたびに追手が迫り、手紙を破棄し続けた鉄平。朝子は鉄平を忘れるように食堂の料理人だった池ヶ谷虎次郎(前原瑞樹)と結婚、子宝にも恵まれ幸せな人生を歩んでいく。

1973年に端島の閉鎖が報じられ、鉄平は幼なじみ・賢将(清水尋也)のもとを訪れた。連絡を絶っていた鉄平への怒りを爆発させながらも心配する賢将に、鉄平は端島と朝子の状況を確認したあと自身の日記を託す。

そのとき、カバンのなかに新聞紙に包まれた筒のようなものを見つけた賢将は「大根?」と尋ねると、鉄平は「大根なんか持って歩くわけないだろ、ダイヤモンド(だ)」と告げた。


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■鉄平といづみと交わる

追手から逃げ続けた鉄平だったが、2018年、ついに朝子(いづみ)と交わる瞬間が。端島(軍艦島)を玲央と訪れたいづみ、案内人の好意で本来は立入禁止の居住区に足を踏み入れる。

そこで「10年以上前に荒木鉄平らしき外勤の人を乗せた」と案内人は言及。「上の方の階に置いてくる、取りにじゃなく置いてくるってなんやろって思ったらダイヤモンド」と鉄平らしき人物が「ダイヤモンド」を置いていたと明かすと、いづみはなにかを思い出し走り出す。

朝子がほしがっていた「ダイヤモンド」は黒いダイヤ・石炭ではなくガラス細工・ギヤマンの花瓶で、端島に置かれたダイヤモンドとは「鉄平が作ったギヤマンの花瓶」だと気づいたからだ。


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■晩年の鉄平は…

その後、案内人から鉄平の住所を聞いた玲央といづみは、鉄平が1人で晩年を過ごした、長崎市に寄付した一軒家を訪れた。

8年前に亡くなった鉄平は、各地を転々としたあと1990年に長崎に一軒家を購入。ボランティア活動に従事し、端島の外勤だったころのように「老人や親御さんが忙しい子供達の話し相手をする活動」に励んでいたという。

庭には一面のコスモスが咲き誇り、その先には端島が。朝子の夢だった「(端島のビルの)屋上いっぱいのコスモス」を鉄平は忘れていなかったのだ。

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