白はんぺんと黒はんぺん、色が違うだけと思いきや… 紀文の明かす「共通点」が予想外すぎる
「はんぺんの色」と言えば、何色を連想するだろうか。大多数が「白」と答える中、一部地域では「黒」という回答が見られた。
■黒はんぺんと白はんぺん、ここまで来ると別物…?
色が異なるのは一目瞭然の「黒はんぺん」と「白はんぺん」だが、色以外にはどのような点が異なるのだろうか。
こちらの疑問を受け、紀文の担当者は「先ほどお話したように、黒はんぺんは さばや いわしなどの赤身の魚のすり身を使用しており、調味料と一緒に練り上げ、成型したものを茹でて作られます」「一方、白はんぺんはヨシキリザメというサメのすり身を主に使用している他、卵白や山芋を使用しています。さらに練り上げる際に気泡を抱き込むように混ぜ、成型し、気泡が壊れないように茹でることで、あのふわふわとした食感が生まれます」と、両者の特徴を説明してくれた。
…と、こうして聞くと「もはや別の食べ物では…?」という疑問すら浮かんでくる。
そんな記者の気持ちを察したのか、担当者も「名前は似ていても、茹でていること以外は全くと言っていいほど共通点が無いため、もはや別のものと思って良いかもしれませんね」と、コメントしていたのだった。
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■はんぺん、そもそもローカルな食べ物だった…?
「白はんぺん vs. 黒はんぺん」のような構図となった今回のアンケートだが、紀文担当者はなぜか感動した様子を見せる。
理由を尋ねたところ、担当者の口からは「そもそも、白いはんぺんは関東でよく食べられていたもので、西日本には『はんぺん自体を食べたこともなければ、見たこともない』という方もいらっしゃいました」と、驚きのエピソードが飛び出す。
続けて、「それが今では『はんぺんは白い』と連想される方が9割を超えるとのことで、はんぺんの認知度が全国に広がっていることを嬉しく思います」「おそらく、コンビニおでんの普及による影響ではないでしょうか」と、笑顔のコメントを寄せてくれたのだ。
今回の調査を受け、黒はんぺんや「静岡おでん」に、改めて興味を持った読者も多いのではないだろうか。
紀文の担当者も「練り製品は地域によって本当にたくさんの種類があるので、黒はんぺんの存在を初めて知ったという方は、ぜひ静岡を訪れた際に本場の味を食べてみてほしいです」とコメントしていたので、ぜひ試してみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee編集部・秋山 はじめ 取材協力/紀文食品)
対象:全国10代~60代男女684名 (有効回答数)