【難読漢字クイズ】おせちに入っている「鯑」の読み方は? 正解率は約5割…
約半数が読み間違えた「鯑」。お正月に欠かせない“アレ”の読み方は…?
聞き慣れた言葉でも漢字にすると意外と読めないことも…。お正月の定番「鯑」を正しく読むことができますか?
■「鯑」って何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女665名を対象に「鯑」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「からすみ」と読むと答えた人が全体で42.4%。続いて、「キャビア」と読むと思うと回答した人が12.3%でした。
ちなみに、「からすみ」を漢字で表現すると「鱲子」となります。
関連記事:換気扇フィルターを掃除するときの「洗剤のかけ方」が目から鱗… 野呂佳代も「やってました」
■正しくは「かずのこ」
なお、「鯑」の正しい読みかたは「かずのこ」。
編集部の調査では全体で45.2%の人が正しい読みかたを回答していました。
関連記事:換気扇フィルターを掃除するときの「洗剤のかけ方」が目から鱗… 野呂佳代も「やってました」
■かずのこはニシンの卵
おせち料理に欠かせないかずのこは、ニシンの卵巣を塩漬けにしたり乾燥させたりした食品です。
大手食品メーカー・マルハニチロによると、一時期、かずのこが不足していたときには、カラフトシシャモの卵を代用品としていたこともありましたが、最近は太平洋産だけでなく、大西洋からも安定して輸入されるようになったので、今では代用品のかずのこはほとんど見かけなくなっているそう。
また、かずのこは、他の国々で食べる習慣がほとんどなく、今でも日本が世界一の消費国なのだとか。
関連記事:伊達みきおの愛車に、見覚えのあるスナック菓子が… その“意外な正体”に「ハイセンス」の声
■名前の由来・おせち料理に入れる理由
ニシンは昔、「カド(鰊)」と呼ばれており、カドの卵は「カドの子」と呼ばれていましたが、徐々になまって「かずのこ」と呼ばれるようになったと言われています。
また、かずのこをおせち料理に入れる理由は、ニシンは多くの卵を産むことから、かずのこは子孫繁栄や子宝の象徴とされ、さらには、二親(ニシン)から元気な子が生まれ、代々栄えるようにと願いを込めて、現在でもおせち料理の定番として親しまれているのだとか。
知らなかった人は、豆知識として読み方と一緒に覚えておきましょう!
・合わせて読みたい→伊達みきおの愛車に、見覚えのあるスナック菓子が… その“意外な正体”に「ハイセンス」の声
(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ)
調査対象:全国10代~60代の男女665名