LINEに「既読」マークがある本当の理由 約5割が知らなかったと判明…
LINEの「既読」は何のためにある? 家族が集まるお正月、もしものときの連絡方法を話し合っておくと安心です。
今や日常生活に欠かせないツールである「LINE」。なぜ、相手がメッセージを確認するとわざわざ「既読」マークが付くようになったのか、ご存知ですか?
■東日本大震災がきっかけ
LINEの「既読」マーク誕生の背景には、東日本大震災が関係しています。
LINEの公式ブログでは「LINEは、2011年3月の東日本大震災発生時にはまだこの世に存在していませんでした。まさに開発途中だったので、社員一同、『こういうときにこそ、大切な人と連絡を取ることができるサービスが必要だ』と強く感じ、3ヵ月後の6月にLINEを誕生させました」と説明。
続けて「『既読』マークは、相手が緊急事態で返信すらできなくてもメッセージを読んだことが伝わるように」開発されたといいます。
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■あの日、必要だったもの
当時はまだ多くの人がガラケーを使っており、未曾有の大災害のなか、メールや電話は非常に繋がりにくい状況に。
前述の通りあの日まだLINEは存在しておらず、そうしたなかで比較的繋がりやすく、多くの人々が情報を求めて利用したのがX(当時はツイッター)でした。
急遽アカウントを作って安否確認や情報収集をする人も相次ぎ、震災時の日本からのツイートは平常時の500%に及んだとも報じられています。
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■「緊急時を想定」知っているのは約5割
ちなみに、Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女665名を対象に「LINEの既読マークは何のためにあると思うか」意識調査を行ったところ、「緊急時を想定して作られたもの」だと答えた人は全体で51.1%でした。
モヤモヤしていた「既読スルー」も、緊急時を想定した機能だと知っておくと、印象も変わるかもしれません。
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■お正月、緊急連絡について話しておくと安心
「大事なときの“ホットライン”としても使えるように」と誕生したLINEには、他にも緊急時に役立つ様々な機能があるんです。
家族のグループLINEは緊急時の連絡網になるほか、プロフィールの「ステータスメッセージ」に自分の状況や避難場所を記せば、LINEで友だちになっているユーザー全員に知らせることが可能に。
また、トーク画面の「+」マーク→「位置情報」を開くと地図が表示され、スマホのGPS機能(位置情報)がONになっていれば自分の居場所をそのままトーク画面に送ることもできます。
改めてこうした機能を確認しながら、家族が集まるお正月に、もしものときの連絡手段について話し合っておくと安心ですね。
★LINE公式ブログ「災害時に役立つLINEの活用方法」
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)
調査対象:全国10代~60代の男女665名