巨人・田中将大、江川卓氏は「直球のスピードが戻ることはない」と指摘 一方で、最適な投球スタイルは…
江川卓氏が読売ジャイアンツ・田中将大の起用法や投球スタイルを分析。今のままでは先発ローテーションには入れない?
■自身の経験も踏まえて…
さらに江川氏は「全球団にボールが来ていないとわかってしまうと、フォークボールを投げるピッチャーはきつくなる」「まっすぐが走っているイメージでフォークというパターンは全部捨てないといけない」と語る。
また、「僕も晩年は肩を痛めていたので、バッターの性格はわからないけど、観察をしながら、こうじゃないかなとか、打ってくるかなとか。当時136キロぐらいのストレートである程度勝てたのは、そういうものを使って投げていった。われわれはコンビネーションと表現をするんですが、それができれば、あと何勝かというのは達成できると思う」と解説した。
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■8年連続二桁勝利で引退
田中投手に投球スタイルの変更を提言した江川氏。同氏は1982年ごろに肩を故障しながらも、巨人のエースとして活躍した。
怪我の影響で100球を超えるとスピードが落ちることから「100球肩」とメディアから揶揄されたものの、1981年から引退した1987年まで8年連続二桁勝利を達成している。