ひろゆき氏、『M−1』は今後「高学歴な人が勝つ」 令和ロマンが連覇できた理由は…
西村博之氏が、『M−1』史上初の2連覇を達成した令和ロマンが“勝てた理由”に言及した。
「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」の創設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が13日、自身の公式YouTubeチャンネル『ひろゆき,hiroyuki』でライブ配信を実施。漫才師日本一決定戦『M−1グランプリ』で勝つコンビの特徴について語った。
■2連覇した令和ロマンへの印象
ひろゆき氏はライブ配信の中で、お笑いコンビ・令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)が『M−1』史上初の2連覇を達成したことに言及。
「令和ロマンの人たちっていうのは、『M−1』を勝つにはこうしたほうがいいよね、というのをきちんと考えて対策ができるぐらい頭がいいんですよ」「『こういう人たちが勝つんだよね』『この場面ではこうしたほうがいいんだよね』っていう勝ち方を観察したうえで見抜くことができるんですよ」と分析能力を指摘。
続けて、「『M−1』をずっとやり続けても、高学歴の人が勝つのは多分もう変えられないです」と主張した。
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■『M−1』は「高学歴の人の得意分野」
「要するに、『観客はこういう人を選ぶよね』『審査員がこういう人であればこういうネタを選ぶよね』というので、ある程度毎年毎年型ができると、この型に対してどうやったら、成績が上げられるのかっていうのは高学歴の人の得意分野なんですよ」と説明。
高学歴の人は入試の過去問を分析して合格した経験があることから、『M−1』でも過去の大会の傾向を見て対策ができ、成績を伸ばしやすいだろうと私見を述べた。
「傾向と対策を練るっていうのをやれちゃうと、結局高学歴が勝つままなんですよ」と言い、「この構造は多分変えられません」とも語っている。
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■高学歴でない芸人が活躍する方法
そのうえで、高学歴でない芸人が活躍する方法として「師弟制度しか残ってないんですよね」と持論。
師弟制度がある落語家を例に挙げ、弟子になれば師匠とのつながりのおかげで劇場に出られると言い、「そこのパイプをいかにつくるか(が大事)なんすよ」と話す。
「『M−1』の高学歴を超える行き先として残ってるのは、ゴリ押しに見えない形で兄弟分として紹介されるというパターンなんすよ」と自身の考えを伝えた。
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■「予備校と同じ」「世知辛いなあ」
昨年の『M−1』では、優勝した令和ロマン(髙比良が慶應義塾大学中退、松井が同大卒)、3位の真空ジェシカ(ガクが青山学院大学卒、川北茂澄が慶応大卒)といった高学歴芸人の活躍が目立った。
ライブ配信を見た視聴者からはひろゆき氏の意見に「予備校と同じだ」「結構高学歴いるよね」「データが溜まると勉強好きが勝ってくるのは世の常」といったコメントが上がったほか、「世知辛いなあ」と嘆くコメントも見られる。