朝起きてすぐの歯磨き、しないと危険な理由に驚き…　「朝食後より重要」な理由があった

朝の歯磨きは、どのタイミングで行うのがベストなのだろうか。この度、大多数の人が「誤解している」可能性が浮上した。

■朝の歯磨き3択、最も多かったのは…

現代の社会人にとって、朝の1分1秒は何にも変え難い貴重な時間。そんな現代人は「朝の歯磨き」を、どのタイミングで行なっているのだろうか。

以前、Sirabee編集部が全国の10～60代の男女696名を対象にアンケート調査を実施したところ、最も多い回答は「朝食後」（63.8%）、次いで「起床後」（26.3%）、最も少ない回答は「どちらもする」（9.9%）と、判明したのだ。

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■起床後の歯磨き、二度手間では…？

朝のルーティンは人それぞれだが、多くの人は「朝食」が予定に組み込まれているだろう。

そのため、起床後に歯を磨き、朝食後に歯を磨く行為は、一見すると二度手間に感じられる。正直なところ、記者自身はそう考えており、朝の歯磨きは「朝食後」派である。

しかし、じつは「起床後」と「朝食後」の歯磨きでは効果が全く異なるため、朝は計2回の歯磨きをするのがベストなのだ。

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■専門家は「起床直後こそが重要」

多数の歯科医院・クリニックでは、こちらのトピックについて公式サイトより注意を促している。

例えば、大阪府豊中市にある「クローバー歯科クリニック」では、「起床直後のお口の中は、眠っている間の唾液の分泌が少ないために、細菌が繁殖しやすい状態になっています。この状態で飲食をすると、細菌を飲み込んでしまい、胃や腸に達して内臓の環境を悪化させるリスクがあるため、まず『起床直後に歯を磨く』ことが推奨されています。これにより、口腔内を清潔に保ち、歯周病菌の繁殖を抑えることができます」と、説明している。

上記を考慮し、専門家は「重要なのは起床直後の歯磨きである」とも指摘しているそうだ。とは言え、これは「朝食後の歯磨きは無意味」という意味ではない。当然、食事の後には歯と歯の隙間に食べ物のカスが残るため、これらを取り除くために歯を磨くことは良い習慣である。

しかし、朝食後にすぐ歯を磨く行為こそが、健康な口腔環境を保つための基本となってくるのだ。いつまでも健康な歯で食事を楽しみたい人は、朝の習慣をほんの少し変えてみてはいかがだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ
調査期間：2024年9月20日～2024年9月25日
対象：全国10代～60代男女696名 （有効回答数）