中居正広問題に元文春記者、2018年に起きた旧ジャニタレの事件に「似ている」
2018年に起きた事件の第一報を出したNHK。フジテレビとNHKの報道の違いにも言及。
21日、YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』が動画を更新。
深刻トラブルで世間を賑わせているタレント・中居正広さんの事件が“ある事件”と似ていることを説明しました。
■2018年の事件
元週刊文春の記者・赤石晋一郎さんと甚野博則さんが様々なニュースを掘り下げていく同チャンネルで、赤石さんは<ジャニーズ事務所の負の遺産>と名付け、「中居さんの記事が出たときから、ずっとある事件と似ているなと思ってた」と切り出します。
「2018年にジャニーズタレントが強制わいせつ事件があって」と、2018年4月に女子高生を自宅に招き無理やりキスをするなどしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されていたTOKIO元メンバーの山口達也さんの事件を振り返り、「当時取材キャップで、メモを見ていると似ている」と語りました。
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■番組スタッフが“仲介”
被害者女性は、山口さんが司会を務めていたEテレの教養バラエティー『Rの法則』の出演者。
未成年の出演者は親の承諾を得て出演しているため、NHKは出演者同士のLINEや連絡先交換を禁止していたのだとか。しかし、山口さんが女性と繋がったのはスタッフを通じてだったといい「スタッフが連絡先を交換するようにアテンドしていた」「スタッフが仲介して女性と男性タレントを引っ付けようとする…フジテレビの構造に近い」と説明しました。
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■フジテレビとNHKの違い
「ただ、フジテレビとNHKのケースが違うのは…」と話す赤石さんは、山口さんの事件の第一報を出したのはNHKだったと回顧。「報道することをジャニーズ事務所に漏れると制作やジャニーズ事務所が圧力をかけてくる。それがわかったから報道日に通告した」と、書類送検されたことをきっかけにNHKが報じたといいます。
「これは報道の矜持を感じる。じゃあフジテレビはどうだったんだ、と」「極めて事件性があると思えるトラブル。いまだに率先して報道していないという状況」と、フジテレビとNHKの違いを分析。
続けて「こういった事件はどこのテレビ局でも起きてるし、テレビ局関与というのもあるという指標。やってることは一緒」と語りました。